母に想いを寄せ
もう一年が経つ。
月日が過ぎゆくのは早い。
そして、
心が浄化していくのも早かった……
それは、母とのお別れが、
寂しさや哀しさよりも、
感謝と愛に溢れていたから。
時を止めたあの日のまま
母の時は進んではいない。
進まない……
私は、時を刻んでいて、
立ち止まり、後ろを振り返った。
何も変わらない、
時を止めた、あの時のまま……
在る。
つい、数ヶ月前の出来事のように感じ、
時を刻んていたはずが、
時計が止まっていたように感じ、
まだ月日は浅く、そう経っていないのに、
もう、ずっと昔のことのようにも感じ、
不思議……
心はとても穏やかに
時空をたゆたう。
母は、そんな私をどこからか眺め、
嬉しそうな顔をして、
こちらに微笑みかけているだろう。
綴る時間は、母に想いを寄せる時間。
母の最期を想い出す中で……
〜白いバラを母に〜
ほんの束の間の しあわせな時間
・・お読みいただきありがとうございます・・
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