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クライ・マッチョ 映画感想 いつまたイーストウッドワールドに突入するかドキドキした



雇い主のハワードはほぼ隠居生活をしているマイクにメキシコにいる息子を連れてきてほしいと頼む
元嫁が息子を虐待しているからという理由に、マイクは承諾する
息子のラフォは迎えに行った家にいなかった
元妻がパーティーを開き男といちゃついている姿に出て行ったのだと察する
ラフォはマッチョと名付けた鶏と闘鶏で金を稼いでいた
父親が会いたがっていると聞き、マイクの話に乗る
しかし元妻が怒り、マイクを誘拐として警察に突き出そうとした


ラフォが最初なんだこの生意気な子供 もう放っておいて帰ろうと何度も思った
ラフォに関わったばかりにマイクに災厄しか起こらない
車は盗まれるし、警察も検問を張るし、元妻の追手は来るし、鶏(マッチョ)は車に乗るし、酷いロードムービーである

お約束としてラフォと出会ったことにより、無気力な日々を送っていたマイクが生き生きとしてくる
これぞイーストウッドマジック
でも油断できないのがイーストウッド作品
ミリオンダラーベイビー、グラントリノ的な終わり方になるんじゃないかとひやひやしながら観ていた
だってそれ系の作品だもの

クライ・マッチョ観たあとに、以前なら絶対にマイクは最後死亡していたでしょうと思った
ラストが明るい方向になれたのを観て、監督もハッピーエンドを好むようになったのかなとちらっと思った
暗い気持ちで終わらないので、安心して観れた


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