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和菓子迷宮をぐるぐると 太田忠司 読書感想

涼太は母が作るぼたもちが好きだった
母がいなくなり、買って来たというぼたもちを食べたら美味しくない
それ以来あんこは避けていた
成長し、理系の大学院へ進もうと考えている中、美しい曲線の和菓子と出会う
涼太はそこで和菓子職人になろうと将来の方向性を変えていく

極端過ぎるだろうと思う涼太の行動
理系なのに何故和菓子、と育ての親に言われても仕方ない
しかし後押ししてくれるあたり、とても理解がある

製菓学校へ行ったところから、主人公二人制になる
何故製菓の道を選んだのか明確に言えない寿莉
同じ班として涼太の突飛な発言に驚きながらも自分のやりたい道を見付けていく

しかし究極の餡子というのはこうすれば出来るというわけではない
何故迷宮なのか明確に書かれている
毎日同じ味には出来ない
職人さんの歩む道は果てしない
ぐるぐるとしながら作っているのだろうか

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