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ダンスを初めて変わったこと ― ポールダンスとの出会い

初めまして、Sumireko と申します。
独学で幼少から絵を描き続け、昨年から音楽活動・ポールダンスに取り組み始めました。

平面制作のテーマとしては、とりわけ女性に内在する神秘的・破壊的な二面性(多面性)を、天使や女神、異形の姿で表現しています。楽曲もそうしたアイデアから着想を得ることが多く、いずれも作風は無機的、退廃的なものを目指しています。
制作物に関しては、インスタグラム・YouTubeを観て頂く方が分かりやすいかと思います。

https://www.instagram.com/eexpiator/?hl=ja

https://www.youtube.com/channel/UCanvTiMKbi0Zv22uBSQEdRg

というわけで、私は一人で何かを制作するという時間を比較的多く過ごしてきました。

ですがダンスは違います。

先生に教えて頂き、他のレッスン生の皆さんと学んで楽しむ。
今この記事を執筆している時点でポールダンス歴7ヶ月になりますが、この経験だけでも私の従来のマインドをがらりと変えました。

私自身、この心の持ち様については長い間悩み、その度に色々な方 ― 特に、心理カウンセラーの方のブログや、アダルトチルドレンに関するブログなど ― に助けて頂きました。

そこで私の得た気付きもひょっとして誰かのお役に立てるかもしれないと思い、執筆に至った次第です。

こちらでは主に、ダンスを通じた学び・人との関わりを軸に書いていきたいと思います。

さて、この記事のタイトルは「ダンスを初めて変わったこと」です。
では具体的にどのような変化が起こったか?大まかには次の通りです。

1. 筋トレ・柔軟が習慣になった
2. 毎日の食事の目的が明確になった
3. 自分の身体を大事に労わることができるようになった

今の私は以前と比べて、自分をはるかに大事にできるようになりました。

1. 筋トレ・柔軟が習慣になった

今まで運動経験ゼロ・ダンス経験ゼロの私にとって、まさに革命的とも言うべき変化です。笑

例えば、ポールダンスのアクロバティックなトリック(技)は、その多くが、ポールに掴まった状態から地面を蹴り上げて行う「逆上がり」を基礎として展開されます。

現在通っている教室の体験レッスンに足を運んだ時、先生に支えて頂きながら逆上がりを体験しました。腹筋も腕力も弱弱しかった当時の自分を思い返すと、頭の中がビックリマークでいっぱいだったと思います。

その後レッスンに通い始めてしばらくは、「逆上がりができるようになる」ことを目標に据え、その目標のため自分には何が必要かを洗い出し、腹筋の強化・筋持久力の向上など、目的に適ったトレーニングを調べて継続しました(今も継続しています)。

2~3か月後に初めて自力で逆上がりをできるようになったときは、あまりにも嬉しくて手帳に書いたほどです。

柔軟(ストレッチ)も、目標を明確にしたからこそ習慣にすることができています。

私について言えば、ダンスを始めるまで柔軟性に優れていたことはありませんでした(今も発展途上です!)。それどころか、人と比べては自己嫌悪に陥りがちだったので、柔軟運動はあまり好きではありませんでした。

ですが、ある日のレッスンで開脚前屈やスプリットを楽々こなす方と一緒になったとき、その方が「ポールダンスを始めてから毎日ストレッチを行うようになりました」と仰るのを聞いて、心に火が灯りました。
「私も彼女のようになりたい」「自分は今、柔軟を毎日の習慣にしていない。ならば、毎日の習慣にしてみよう」

その結果ポールダンスを初めて半年で、前に倒れるのもやっとだった開脚前屈の状態で、額が床に付くようになりました。
継続してみて分かったのですが、日々の変化は気付かないくらい小さくても、ある日突然できるようになることがあるのです。

2. 毎日の食事の目的が明確になった

ダンスを始める前の私は、心の奥底に「自分を消したい」という気持ちがありました。その経緯については、いずれ別途執筆できればと思います。

自分を消したいから、食事の量を少なく抑える。何度も厳密にカロリー計算をして、心の中で自分を罵倒する。一人でいるときは声に出して罵倒する。「死ぬギリギリまで痩せろ」「食べるな。起き上がれなくなるまで痩せろ。」など。

ひどいですね。他の人には絶対そんなこと言わないだろうにね。

何回かレッスンを受講して食事の話になったとき、先生から、バランスの良い食事を、というアドバイスを頂くようになりました。
これには当初、もの凄い抵抗がありました。そもそも自分を消したいとか、自分を生かすために他の命を頂くなんて…というマインドだったので、それも無理はありません。

これもいつからでしょうか。やはり、逆上がりやポール昇りには筋力が必要なので、「できるようになりたい」が勝って、タンパク質を積極的に摂ることから変わっていきました。いつの間にか「頑張った自分の身体へ栄養をあげよう」というマインドに変わっていました。

3. 自分の身体を大事に労わることができるようになった

大変恥ずかしい話なのですが、以前の私はかかとがガサガサでも気にしない、すねが乾燥しまくっていても出血がなければ何もしない、という有様でした。今ではありえないです。笑

特にポールダンスは肌とポールの摩擦で身体を固定して様々な動きをします。ダンサーの露出度が高いのには、そういった事情があります。従って保湿は必須事項です。

上記の、以前の自分の話とリンクするのですが、以前は手足や内臓など自分の身体が思うように動かないとき、やはり自分に対して罵倒を行っていました。学生の頃は、跡が残らない形での自傷をしていたこともあります。
「何で動かないんだよ、ズタズタにしてやる」…ここに書くのも憚られるようなことなども。

トリックや柔軟性が思うように向上しないときなど、まさにそのような怨念の残滓が顔を覗かせることがままありました。
しかしその度に先生は「自分のペースでいいんだよ」と仰って、できるようになった点を見つけては明るくお声掛け下さいました。

そのお蔭もあり、現在では日課の筋トレの後、自分の身体の各所に対して、心の中で丁寧に「ありがとう」と唱えるようにしています。

おわりに

先日の4月4日には、人生初となる発表会に出演させて頂きました。
「私ってこんなにダンス好きだったの!?」と思うくらい、今まで見たことのない自分に出会ってびっくりしています。

いつもお世話になっている先生、レッスン生の皆さんには、どれだけ感謝しても足りません。

また折を見て、ダンスを中心に、アートや音楽とも関連する記事を執筆できればと思います。
最後までお読み下さり、ありがとうございました◎

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