透佳(スミカ)
なぜ勉強を頑張っているウチの子より、ロクにやっていないあの子の方が上なのか。それは努力の「量」ではなく、「質」で勝負しているから。正しいコツと方法さえ身につければ、もう闇雲な努力なんて必要ない。透佳(スミカ)の連載第5弾。
海外留学において孤独は敵ではない。 孤独とは武器であり、強みであり、チャンスである。 最強の「味方」を手に入れるための新しい留学指南。 透佳(スミカ)の連載第4弾。
実際に学習塾の授業で使っていたノートから生まれた、 英語嫌いの・英語嫌いによる・英語嫌いのための シンプルで分かりやすい中学英文法解説。 透佳(スミカ)の連載第3弾。
学習塾の、タブーに挑め。 塾を正しく使えない子は、全員「カモ」だ。 ブログ『Ms. Grumble』5周年記念連載。
ウィズ・アフターコロナだからこそ、これから海外留学は「最強」になる。 こんな今だからこそ、「最高の留学のつくり方」を考えてみませんか。 ブログ『Ms. Grumble』4周年記念連載。
こんにちは。透佳(スミカ)と申します。 私のプロフィールや現在連載中のコンテンツなどについてご紹介します。 【プロフィール】透佳(スミカ) ライター。 神奈川県川崎市出身。 米・南ミシシッピ大学(University of Southern Mississippi, 通称USM)教養学部教養学科卒。 アメリカでの4年間の海外留学の後日本に帰国。 英会話教室スタッフなどを経て現在は都内学習塾にて英語講師として勤める。 英語学習や海外留学を中心に数多くの対話・指導、また執筆
おかげ様で 連載『努力なんていらない。塾講師が教える最短で最高の結果を出す方法』 全編公開できました。 次作案も既に練ってあります。 とりあえず受験期が終わったぐらいから書き始められれば... 透佳(スミカ)
ここ10年で特に、「教養」という言葉を多く見かけるようになりました。 「デキるビジネスパーソンには教養がある」 「教養がある男性はモテる」 「これからの時代、教養は絶対に身につけておくべき」 という文章や話をよく見たり聞いたりします。 本屋にいけば「教養が身に付く」という類の本が増えましたし、 そういった本がベストセラーになる例も増えました。 かくいう私が卒業した「教養学部」は、近年世界で流行を見せています。 どうやら、教養を身に付けると様々な面で人生が豊かに
昔、とあるテレビの企画で「ねるとんパーティー」というものがありました。 今の言葉で言うところの合コンです。 男女がそれぞれ一定人数集められて、カップルの成立を目指す番組です。 今もその手の番組はテレビやネット上にあるでしょうから、その走りです。 そのとある回で、出演女性全員の視線を釘付けにする一人の男性が現れます。 男性アイドル並み、いやもしかしたらそれ以上かもしれないというレベルの超イケメンです。 自己紹介での第一印象・掴みも抜群です。 女性は全員その男性に対
私が勉強の大切さを痛感した最初のきっかけは、私が中学生の頃にあった生徒総会です。 全校生徒が体育館に集まって、各委員会や部活動の意見交換・意思決定をする場です。 ここで私は、「頭が良い人ってズルいな」と感じる出来事がありました。 生徒総会と大層な名前はついていますが、要は会議・発表会です。 その手のイベントには質問タイムがよくあります。 代表者が一通り話し終えた後で、「何か質問はありますか」と尋ねるのです。 当時の私は本当に何も考えず、ただ本能のままに手を挙げまし
一つ前の項目で、人間の序列の話をしました。 「でも、私は別に社会的地位が上である必要はありません」 「別に庶民で私は大丈夫です」 と思う人がいるかもしれません。 ですがここでまず言いたいのは、社会的地位はできるだけ高い方が良いということです。 全く同じことを言っても、扱われ方が違うからです。 例えば、「毎日お酒を飲むことは健康に良い」と東大卒の人が言ったとします。 実際にそうであるかは別問題として、 東大卒の人が言うといかにも正しいように聞こえてしまうのが人間
まず、学歴を真っ向から否定する人を信用してはいけません。 学歴は大事です。 「学歴なんて関係ない!」と言っている人は、以下3パターンのいずれかです。 と言いつつ自分はちゃっかり高学歴の人 と言って、自分が学歴を獲得できなかったコンプレックスを晴らそうとする人 真正のバカ 一つ目の人は、いかにも低学歴の味方をしているように見えて 自分は高学歴ということはやはり学歴は大事なのです。 口ではいくらでもウソがつけても、自分の行動ではウソがつけないのです。 二つ目の人
勉強以外の趣味やスポーツの世界で食べていくには、才能が欠かせないという話をしてきました。 実はもう一つ、絶対に欠かせないものがあります。 それは「運」です。 「運」という表現が嫌いであれば、 「時代の流れ」「タイミング」と言い換えてもいいでしょう。 例えば、織田信長を「別に大して成功しなかった人」と思う人はいないでしょう。 彼が次代を切り拓く大きな要因となったのは、疑いようのない事実です。 ですがこう考えることもできます。 彼は1534年の日本に生まれたからこ
スポーツは、人生のどこかで本気で打ち込んでおくと貴重な経験になります。 「世の中には、努力だけではどうしようもないこともある」 ということを身をもって学ぶことができるからです。 100m走が一番分かりやすい例でしょう。 限界まで努力すれば、誰だって必ず9秒58で走れるようになるのでしょうか。 そうではないことぐらい、私がわざわざここで書かなくともご存知のはずです。 才能がモロに出てしまうのです。 プロアスリートであれば、全員努力は当たり前のようにしています。
「どうして勉強なんてしないといけないんですか?」 「どうして英語なんて勉強しないといけないんですか?」 特に補習塾に勤めていた時代、この手の質問は数えきれない程受けてきました。 ある意味その考え方はごもっともです。 「将来役に立つ」という視点だけで考えれば、 社会人になってしまえば以後全く使わない知識の方が多いでしょう。 英語にしたって、海外に行かなければ わざわざ英語を使う仕事に就かない限り日本国内で日常的に使うことはそうありません。 勉強は確かに割に合いま
有名な話ですが、うつ病の人に向かって「頑張って」と声をかけてはいけません。 頑張ろうと思っても頑張れないからうつ病なのです。 言っている本人は励ましのつもりでも、言われた側には大きなストレスになります。 そういった言葉が勉強における親子関係・講師と生徒の関係にもあります。 それは「結果を出せ」です。 「テストで○○点以上」「偏差値○○以上」「内申点○○以上」… 本質的には言っていることは全て同じです。 あなたが仕事で上司に 「ぐだぐた言わずに結果を出せ」と言わ
親御さんと面談や電話をしていると、たまにこういった相談を受けます。 「ウチの子、家ではゲームしてばかりなんですが…」 もちろん、建前上・会社を背負って発言している以上「別にいいと思いますよ」とは言えず 「適度に控えて頂ければ。ですが今は宿題も出ているので大丈夫かと」 といった無難なアドバイスに落ち着いてしまいます。 ここではそんな悩みに対して、本音のアドバイスをします。 ゲームは絶対に取り上げてはいけません。 自由に、好きなようにやらせるべきです。 別にゲーム
私は以前アメリカ留学で寮生活をしていました。 寮の部屋には当然机や椅子・棚やベッドなど、一通りの家具は用意されています。 ですが私は結構早い段階でホームセンターに赴き、新しい椅子を自腹で購入しました。 当時の値段で150ドルほどしたはずです。 それなりの値段で、そこそこの座り心地の椅子を手に入れました。 なぜこんなことをしたかと言えば、私に椅子に関して結構神経質だからです。 部活動をやっていた頃に腰を痛めた関係もあって、 質の悪い椅子に長時間座っていることができ
私が講師として教室で授業をしていると、たまにこう言ってくる生徒がいます。 「先生、トイレに行ってもいいですか?」 よくよく考えればこれは極めて不思議な文章です。 「いいですか?」なので、相手に許可を求めています。 つまり日本語上はこちらが断ることが可能なわけです。 じゃあ私が嫌だと言ったら行かないのか、という話をしたら その生徒はこう私にボヤいてくれました。 「学校では『授業中に席を立つな。お手洗いは休憩時間に済ませろ』と言われています」 ということです。
「夜が一番集中できる」という人にとっては、学生時代は受難の時代です。 朝8時半までに登校するために、朝6時手前には起きる必要があります。 朝6時に起きるためには、夜0時前後には寝る必要があります。 夜0時前後というのは、人によっては一番集中できる時間です。 こういう人が将来作家やプロゲーマー・プログラマーにになったりするのです。 そんな集中できる時間帯をドブに捨てて、朝っぱらからの活動を強要されるのです。 お昼時・夕方から登校できる高校はまだ全国に数えるほどしかあ
勉強というのは基本的に、その場の雰囲気を良くする行為です。 これまで知らなかったことを学び、 これまでできなかったことをできるようになるというのは素晴らしいことです。 その場の空気が程よく引き締まって、上げの気分になります。 これは集団授業であれば特に色濃く出ます。 進学塾によく設置されている「最上位クラス」「最難関クラス」の何が良いかといえば、空気です。 程よくピリッとした、でも殺伐とはしていない、適度な緊張感と刺激に包まれています。 あの独特な空気の中で勉強