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Caution: 勉強するための机と椅子は、可能な限り最高のもので揃える。

私は以前アメリカ留学で寮生活をしていました。

寮の部屋には当然机や椅子・棚やベッドなど、一通りの家具は用意されています。

ですが私は結構早い段階でホームセンターに赴き、新しい椅子を自腹で購入しました。

当時の値段で150ドルほどしたはずです。

それなりの値段で、そこそこの座り心地の椅子を手に入れました。

なぜこんなことをしたかと言えば、私に椅子に関して結構神経質だからです。

部活動をやっていた頃に腰を痛めた関係もあって、

質の悪い椅子に長時間座っていることができないのです。

長時間どころか、おそらく10分も座っていられません。

10分もずっと座っているとどこかイライラしてきて、集中が削がれます。

公園のベンチのような固い椅子は、10分おきに立ち上がらなければやってられません。

なので、一般的な学校の教室でよくあるような

木製やプラスチック製の椅子はすこぶる不快でした。

流石に教室に自分だけ別の椅子を持っていくわけにはいかないので、

椅子用のクッションを買って常に持ち歩いていたぐらいです。

これは学生といえども例外ではありません。

「あの木製の椅子、固くて苦手なんです」という子は想像以上に多いのです。

そんな子に塾でも木製の椅子に座らせて、家でも木製の椅子に座らせてはいけません。

それはいじめです。

一定以上の座り心地がある椅子を採用している塾を選んで、

家ではできるだけストレスのない椅子を用意してあげるくらい誰でもできるはずです。

いわゆるデスクチェアでもいいですし、座椅子を好む人もいます。

実際に座って勉強してみれば分かりますが、

椅子は勉強のパフォーマンスに大きな影響を与えます。

勉強する際の姿勢をモロに決めるのが椅子なのですから、ある種当たり前です。

勉強机を買った際にセットでついてきたような木製の椅子を使っている生徒は危険です。

いつのまにか腰を痛めて、それをかばって全身がこわばっていきます。

流石に最近流行りのゲーミングチェアはやりすぎでしょうが、

それに近いものを投資として子供に用意する価値は十分にあると言えます。

これは机も同じです。

机で重要なのは、高さです。

高すぎても低すぎても、首と腰をはじめとしていずれ全身が痛くなります。

座っている状態で自然に両腕を前に伸ばして、

そこからかなり腕を下げないと腕がつかない机は低すぎです。

そこからかなり腕を上げないと腕がつかない机は高すぎです。

そんな机を使っていたら、必要以上に疲れます。

何よりも机に向かうのが億劫になります。

半数以上の生徒はこの手の話に無頓着ですから、

一回ホームセンターに行って体感してみることです。

「本当にこれが同じ机と椅子なのか」と衝撃を受けるはずです。

それだけ現代は机と椅子の技術が進んでいるのです。

そして、教育現場の机と椅子は全くその技術についていけていないのです。

これに関しては妥協せずに、自分にとって最高の環境を構築することです。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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