ひとりになる時間を作らなくては (2024.12.2〜12.8)
12.2(月)
起床時から体が重い。
就労移行支援の体験2日目へ。今日のプログラムは「アサーティブコミュニケーション」。言葉を聞いたことはあったけど、講義は目から鱗の連続だった。とても勉強になった。が、へろへろに疲れてしまい、1日体験の予定だったが午前で帰る。
昼食は昨日友人が作ってくれたみそ汁の残りをうどんにアレンジ。アレンジといっても白だしを足しただけだが。
体がガチガチだったので整体へ。施術を受けながらなぜか泣きそうになる。必死に堪え、帰り道で泣く。帰宅してから、安定剤を一度に飲める用法の最大量を飲んだ。それくらい、気持ちがつらかった。いつもの5倍の量だったので、体がへろへろになる(筋肉弛緩作用がある)。涙は止まった。23時までうとうとして、風呂に入った。死にたくてたまらない。久々に強い希死念慮。去年もこれくらいの時期に一気にメンタルが悪化したな。
12.3(火)
頭痛がして体が重く起き上がれない。今日も就労移行支援の体験の予定だったが日にちを変更してもらう。14時くらいまで眠った。
丸一日何も食べていなかったが食欲がなく、トーストをかじる。家にいると気が滅入るので図書館へ。
私はパートナーにとって重荷にしかならないのでは…と思いへこむ。
夜に、感じている将来への不安についてパートナーとつらつら話す。解決はしないけど、話して聞いてもらうだけで「この人となら生きていけそうだ」という気持ちになれる。私は幸運だなとしみじみ。
12.4(水)
就労移行支援の体験3日目へ。初めて丸一日受けることができた。
午前は「ビジネスマナー」。ビジネスマナーと無縁の仕事に就いていたため、知らないことが沢山あった。
午後は「セルフケア」。私は自分が疲れていることに倒れてから気付くタイプの人間だ。それではマズイ(当然だが)。これも勉強になった。
3日体験して、正式にこの施設に通わせてもらうことに決める。
終わるとへろへろに。肉体が、というより気持ちが疲れる。慣れない場所も知らない人に囲まれるのも。カフェでひと息ついてから帰る。
安定剤の頓服を予防投与したのに、帰宅して横になると涙が溢れる。疲れた。どうにか夕食を摂り、どうにか入浴を終えた頃には肉体もへろへろだった。また泣く。
私は疲れを自覚した時には手遅れなのだ、気付いた時には180%くらい疲れているのだと、今日よくわかった。まだ動けると思っているうちに休養を取るのが正解かも。
12.5(木)
起きられるか心配だったが起きられた。
就労移行支援へ。一日はまだ無理だとわかったので午前のみ。午後に市役所に行き、正式に就労移行支援の利用手続きをする。
体がガチガチだったので整体へ行って帰る。
ずっとやりたかった、クリスマスリース飾りをした。
ひとり暮らしの時からの憧れだった。今回購入するとき、なかなか良い値段がしたので迷っていると、パートナーが「せっかくなんだから欲しいの買いなよ!」と。たしかに毎年見るものなんだから「これを買って良かった」と思えるものを選びたいと思った。結果的にとても満足。
夕食はピーマンカレーを、パートナーが遅かったので私が作った。美味しくできて大成功。
12.6(金)
今日も無事に起きて就労移行支援へ。
午前のみの予定だったものの、午後に支援員さんとプランを立てるための面談をして、終わったのが14:30。この時点でぐったり疲れた。
姉宅に行く予定だったが中止し、カフェで休憩。定期的にひとりになる時間を作らないと疲れるのだと最近自覚した。ゆったり読書。色んな本を読み散らかしている。
『物語ること、生きること』(著:上橋菜穂子) を読了。
上橋菜穂子作品の壮大なファンタジーが生まれたバックグラウンドにはこういうことがあったんだ…!片桐はいりさんとの意外な接点にはびっくりした。タイトルにあるように、物語ることは生きること、生きることはそれ自体が物語だ。私たちが物語を欲すること、物語によって学んだり癒されることも必然なのかもしれない。そしてそれは、徹底的な現実主義から想像力によって生み出されていて。それくらい力のあることなんだなぁと感じさせられた。逆に人生を狂わせる物語もあるかもしれない、という怖さも抱きつつ。
12.7(土)
用事があり、7:30に家を出て車で茨城へ。
私は茨城に来るのは初めて。
用事を済ませた後は行ける範囲をぐるっと。
21:45帰宅。関東平野の南端から北端まで1日で往復してきたことになる。へろへろに疲れて、私もパートナーも風呂にも入らず寝る。
12.8(日)
朝起きて風呂に入った。疲れが残っていて午後までだらだらと眠る。
15時という食事をするにも微妙な時間になり、オギノパンへ揚げたての揚げパンを食べに行った。美味しくて空気を吸い込むように一瞬で食べた。揚げパンを食べながら、パートナーが私が寝ている間にマクドナルドを食べに行っていたことが判明し裏切り者を見つめる目で見てしまった。
買い物をして帰宅。今日の夕飯はまぐろいくら丼。
20時からオンライン読書会の「源氏物語輪読会」に参加する。今日ついに『若紫』に入る。「キモい」「怖い」「ドン引き」というコメントが飛び交い、大いに盛り上がる。紫式部は、光源氏を完璧スペックのイケメン設定にしているわりに容赦なく気持ち悪く描いているのがすごい、という話になる。谷崎潤一郎訳を読んでいるのでそれもまた描写がすごい。とても楽しくて、笑いすぎてお腹が痛くなった。1000年読み継がれキモいと言われている光源氏の底力を見たような。