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憎しみを向けられながら、憎しみの連鎖を必死で止めようとする人がいる。(2024.9.9〜9.15)

9/9(月)
出勤日。週2日勤務なので、今日やっとすべての職員さんと顔を合わせることができた。
退勤。今日はビールは控える。ただ冷たくてシュワシュワしたものが飲みたいのは同じ。

メロンソーダとフライドポテト

先週の日記を編集してアップする。その後は読書。
パートナーが迎えに来てくれて、ファミレスでご飯を食べて帰宅。
テレビをつけたらNHK映像の世紀で9.11の特集がやっていた。9.11の後、イスラム系の国民を狙ったヘイトクライムが起きた。銃撃され右目を失明したイスラム系の被害者が、殺人罪で死刑判決を受けた白人至上主義の加害者への減刑を求めた、という話が印象的だった。「彼ひとりを罰しても根本の解決にはならない。これは社会の問題だ」と。うろ覚えで書いているが、要約するとそんな感じだったと思う。憎しみを向けられながら、憎しみの連鎖を必死で止めようとする人がいる。こういう人を見ると、世界は捨てたものではない、という気分になる。
パートナーと話し込んでいて1時半になってしまった。とても眠かったので睡眠薬を飲まなかったが、眠気は強いのに結局眠れなくて睡眠薬を飲む。私の脳は眠り方を忘れてしまった。昼寝はできるんだけどな。


9/10(火)
眠気が強くて午後まで眠る。頭痛がする。体が重く、出掛ける気にならない。
1年以上前に書いたは良いが、公開できず放置していたnoteの記事を手直ししてアップした。

そういえばもうすぐ10年経つ、良い節目だと思ったのだ。
夕方にまた眠る。パートナーからの電話で起きた。食べ物がなかったので買い物へ。夕食はベーコンと茄子の和風ペペロンチーノ。美味しかった。
入浴後にストレッチと筋トレ。レッグレイズが、最初は1回も出来なかったのに、今日は3回もできた。進歩している。嬉しい。


9/11(水)
今日も昼頃に起きる。家事をしてから近所のカフェでご飯。

スパイスキーマカレー

読書。『わたしたちに翼はいらない』を読了する。これに出てくる「ごく平均的な」夫たち、みんな張り倒してやりたくなる。

『わたしたちに翼はいらない』

当たり前とされてきた生活を前に「傷付いている」自覚を持つことは怖い。だけれど自分の気持ちをわかることが、自立と自由への一歩なのだと思う。そう言う意味では、莉子が一番主人公してたな。
買い物をして帰宅。注文していた本が届いていた。昼間からうっすら頭痛がしていたのだが、頭痛が強くなっている。気持ちが悪い、と自覚するのと共に、涙がダバダバ溢れてきた。嘔吐反射も起きる。気持ち悪い。ああ、“記念日反応”だ、と思う。毎年この時期はこうなる。去年は8月末から毎日のように夜中に目覚めては泣いていた。今年まだ来てなくて、もしかして治った?と思っていたが。安定剤の頓服を飲む。しばらくしたら落ち着いたので夕食を摂った。今日はスーパーのお惣菜。
夜、眠ろうとしてまた涙が出る。睡眠薬がなかなか効かず眠れない。悲しくも悔しくもないんだけどな。しばらくして眠った。


9/12(木)
7:30に起きる。出勤日で、今日は遅番。朝食を摂り、準備をしているとまた涙がだらだら出てきた。今日もうっすら頭痛がする。無理はやめよう、と思って、上司に休みの連絡を入れる。4日に1日休んでいる新人になっている。大丈夫かな。職場には病気のことも障害のことも伝えてある。その上で「無理せず不調の時は気軽に休んで」と言って雇ってくれているので、その言葉を信じて無理せずにいく。クビと言われればそれまでだし。
15時くらいまでぐっすり眠った。すると頭痛は治ってすっきり。夕方、近所のカフェに行き読書をする。ふと思いついたことがあり、noteに記事を書く。最近なぜか、書きたいことが溢れてくる。


9/13(金)
10時目覚め。食事を摂って家事をした後出掛ける。本屋へ。来年の手帳が欲しい。手帳を探す旅は、実はこれで4回目くらいだ。前に「いいな」と思った商品が置いてあったので、もうそれで決めてしまった。ここ5年くらい、手帳は100均で買っていた。それで十分だと思っていたからだ。だけど来年は良い年にしたい、するぞ、という静かな決意があって、ちょっと良いものを購入。色は赤。予定を書き込むのが楽しみだ。
X(Twitter)で、『性暴力の加害者となった君へ、すぐに許されると思うなかれ』(著:斉藤章佳,にのみやさをり) という本を見かけ、「読まなくては」と強く思う。近くの書店を検索すると在庫があったので、買いに行く。無事に購入。

『性暴力の加害者になった君よ、すぐに許されると思うなかれ』

図書館へ移動し、早速読む。この本は、性被害者であるにのみやさをりさんと、性犯罪の更生プログラムに参加している性加害者が往復書簡を交わしたもの。それらにまつわるエピソードを、加害者臨床が専門の精神保健福祉士・斉藤章佳氏が紹介している。すべての項に線を引きたいくらい、内容が濃い。まだ半分も読まないうちに付箋だらけになった。
パートナーが迎えに来てくれて、今日は寿司→お風呂屋さんに行く!と決めていたので実行する。露天風呂から月がよく見えてきれいだった。


9/14(土)
午前中から、映画『ラストマイル』を観に行く。エンターテイメント性と社会風刺とか絶妙に込められていた。

『ラストマイル』

社会を支えている末端の労働者は安く買い叩かれ軽く見られている。野木亜紀子作品の、弱者の声なき声を拾い上げる作家性が大好きだ。介護現場をテーマにしたものも作ってくれないかな。
映画の後はすぐ傍でやっていたクラフトビール祭りに行く。

『EBINA CRAFT BEER STREET』

全国各地のクラフトビール店が出店している。迷った末、ホノルルのハワイビールを選ぶ。おつまみも買い、暑い中、屋外で飲むビールは美味しかった。1杯しか飲めないのが残念。
明日も用事があるので早めに帰る。


9/15(日)
朝食を摂り、東京のシアター風姿花伝へ。
劇団しゃれこうべの『8人の女』を観に行く。

劇団しゃれこうべ『8人の女』

原作ロベール・トマのミステリーサスペンス。登場人物、演者ともにすべて女性。ある裕福な家の主人が殺害される。残された家人はみな女。孤立する屋敷。女性たちの会話劇で、緊迫した世界が作られていく。8人の女性の持つ属性は、まさに女性が背負っているものが表されたかのようだ。母、娘、祖母、姉、妹、妻、独女、女中、妊婦、娼婦…。それぞれの女たちの悲しみが錯綜する。女が不自由な社会。誰かに依存しなければ生きていけない構造の歪み。依存は執着を生み出すが愛情を生み出すことは決してない。描かれたものはひとつの社会病理のよう。今の時代に、この題材が選ばれたことにも頷ける。とても良い舞台だった。
新宿で買い物をした後、カフェで休憩。

さつまいもとメープルのタルト

ケーキとコーヒーのセットで1500円くらいだったと思うが、ドトールと変わらないくらいの味だった(ドトールをディスってるわけじゃないです、いつも利用させてもらって助かってます)。これが新宿価格か。
帰宅して、大河ドラマ『光る君へ』を見る。一条天皇と中宮彰子が結ばれる熱い展開にパートナーが大騒ぎしていた。私よりもパートナーのほうがよほど乙女になって見ている。
明日も予定があるので早めに寝る。



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