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かわはら
2024年10月1日 09:47
今日までに私がついた嘘なんてどうでもいいよというような海/俵万智『サラダ記念日』主体は海を見ているこういったタイミングだとよく「今自分が抱えてる悩みなんてちっぽけなもんだ」というようなことを言いがちなのをこの歌では「嘘がちっぽけだ」と言っているもしかしたら主体は嘘をつくたびに生まれるちょっとした罪悪感に悩んでて、でも海の広大さを前にしてそんな悩みはどうでもよくなったみたいな心境の変化が
2024年9月21日 00:07
買い物に出かけるように「それじゃあ」と母を残してきた福井駅/俵万智『サラダ記念日』福井に帰省していた主体が母親に見送られて自宅に戻る時を詠んでいる歌だと思うこういう別れ際ってなんだか小っ恥ずかしくて軽く「じゃあまた」みたいな、それこそちょっとそこまで買い物に行くくらいのテンションで別れてしまったりするけど、もしかしたらそれが今生の別れになってしまう可能性もあるんだなあとしみじみ感じた会
2024年9月16日 09:19
黒板に文字を書く手を休めればほろりと君を思う数秒/俵万智『サラダ記念日』主体は教師だと思う授業中板書の区切りのところで一旦手を止めた時にふっと「君」のことを思い出して、でもすぐ授業に戻る感じかなと思った「ほろりと」からなんとなく主体が「君」に対して淡い切ない感情を持ってる感じがした 叶わなかった淡い初恋の相手とか随分前に別れた恋人とか でも「想う」じゃなくて「思う」になってるのを見るとそ