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良い印象を与えるためには、相手の発言が終わってから話すだけでいい

『あの人は、全然人の話を聞かない』

こんな人、あなたの周りにいないだろうか。
嫌われる人の条件の一つに、話を聞かないというものがある。
そしてこの、話を聞かない人には2つのパターンがある。

①そもそも他の人が話す間を与えてくれない人
②一瞬話させてくれるが、話の途中でカットインしてくる人

①であれば明らかなので、本人も気づける。
たちが悪いのが②。これは、カットインしている本人としては話を聞いている『つもり』になっているのだ。

しかも恐ろしいことに、営業という職種であるにもかかわらず、②のカットインが癖になっている人がいる。

Aさん:「昨日、映画を見たんですよ。今観客動員数が多い映画が流行っていますよね。以前からすごく気になっていた映画があって、…」
Bさん:「あー!!私も見ました!!もしや鬼滅の刃ですか??」
Aさん:「あ、はい……そうです…」
Bさん:「誰が好きですか??私は煉獄さんが大好きです!」
Aさん:「わかります!彼を見ていると…」
Bさん:「素敵ですよね~!憧れます!」
Aさん:「はぁ……」

これはマズイ。

恐らく豊富な知識を全て披露しようとしたり、伝え漏れがあると不安なので一気にまくしたてたり、様々な理由があるのだろう。
しかし、カットインされた側からしてみたらたまったものではない。

自分の話をきちんと最後まで話を聞いてもらえると、相手は自分を受けとめてくれるという印象を持つ。
逆に、自分の話を最後まで聞いてもらえないと、尊重されていないという印象を持つ。
そして、相手に対する印象は地に落ちる。

今回は、とても簡単ではあるが、相手に良い印象を与えることができる秘策をお伝えしたい。
それが、

相手の発言が終わってから、自分の意見を話す

というものだ。

相手が話しているときに、どれほど途中で話に入っていきたいと思っても、グッとこらえて最後まで聞く。

言ってしまえばただそれだけだが、効果は絶大。

何を言おうとしているか、聞く前にわかってしまっても、
相手が話している意味がよく分からなくても、
絶対に自分の方が詳しい話でも、

とにかく話の腰を折らずに、最後まで聞くようにする。
これには、訓練が必要である。
訓練なしでは、どうしても元の自分に戻ってしまうからだ。

『周りの人から、良い印象をもたれたい』
そう願う人であれば是非、

カットイン禁止令

を自分に課して、日々の訓練に励んでほしい。


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