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ぶく様コレクション!特に好き

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好きな作品が多すぎて別枠にしました。
運営しているクリエイター

#徒然

恋に落ちたら。

「昔から年下の人は苦手なんです。なので、ぶくおさんとお付き合いする可能性はないと思うんです。」

会社の人から、そんなこと言われたわけです。

いつだって人生は上手くいくことがないのです。

計画通りにはいかないってこと。

思うようには進まないって話。

まさか52歳にもなって、振られるなんてなあと思ったんです。

これから紡いだかもしれない愛の言葉を想います。

重ねたかもしれない、この人との

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3つでした。

3つでした。

「あなたって頭悪いの?」

「ううん、おりこうですが。」

そんな会話が新婚のころは成立してたわけです。

笑いながら話せたわけです。

今そんな会話しようものなら、戦が始まるってこと。

そうならないため、高度な外交戦略があるわけです。

押しては引いて、引いては押してってこと。

子供という外交官の活躍あり。

お土産による安全保証。

離れたり距離をとったり。

近づかないようにしたり寝たふ

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世界の外で会おうよ。

世界の外で会おうよ。

言葉は生まれます。

そのまま人の生活に入り込むこともあります。

廃れることもあるんです。

気がつけばそこにあるもの。

もしくは忘れてしまうもの。

特に新しい言葉ではないと思うんです。

「オンデマンド」を考えるってこと。

知ってる言葉なのに、意味がよく分からないなあと。

使ったこともないかもしれません。

言葉の雰囲気からすると、

たぶんですが

「ロバート・デ・ニーロ」と同じ仲間

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美味しい季節。

美味しい季節。

僕は次々古くなる。

言葉は次々落ちていく。

最後に残る言葉はなんだろうと思います。

明るくなります。

空腹を覚えながら
明るくなっていきます。

今日より明日が良いのは決まっていて。

明日より昨日が懐かしいのは当たり前なんです。

死んでしまうことは決まっていることですが

それまでの瞬間は不滅の連続です。

その上のステイタスは見ましたか?

それが上のステイタスなら、
そんな社会は否

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数え足りない夜の足音。

こんな湿度の高い朝

バス停までの坂道を早歩きしていると

水が肺に入ってくるように感じます。

そうだ、僕は泳げなかったのでした。

泳げないことを思い出したのでした。

家を出るときには

「行ってきます。」

と言いたいところです。

誰も起きていないので、

玄関出てからそっと振り返り呟きます。

「行ってきます。それで後で帰ってきます。」

出掛けてから、

そして戻ってくるまで

どう

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