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「やりたくない」から「やってみたい」その息子の機微
自分の機微にツッコミ入れる100日ドリル 18
さて今日も、書いてみよう。
毎日いろんなことがあって私はいろんなことを感じていて、自分でも見逃しそうな折々の機微がたくさんあって、、昨日は町内にあるサドベリースクールを見学に行ったりダラダラしたり温泉行ったり、夕食づくりをきっかけに夫と言い合いになったりして 笑。もう(笑)やね。そんときはイライラするけど、ちょっとしたらもう自分の中では(笑)になってくるかんじあるかも。味わうわ、もう、夫婦、なんだか男女のパートナーシップにおける神秘的働きやと思って味わおう。ワラワラ。
そんな神秘に対しての機微も書けそうだけど、息子の遠足の続きを思い出しながら書いてみたいようなのでそっちを書こう。
えーっと、じゃあ、母ちゃんも遠足楽しそうだと思うから、今日はお仕事も用事もないから、一緒に行ってみよ!ということで、スタッフに連絡し急ぎ支度をし、すぎぼっくりバスに乗り込んだ。
自分の気分転換として楽しみに行くんだ~、という気持ちを大切にしたいと思いつつ、「森のようちえん保護者当番として望まれていること」について過剰な適応をしようと疲れてしまいそうな自分を感じたので、それに気をつけようと思った。そもそも、保護者当番として望まれてることとはなんだいや?
「スタッフのサポート」という意味はもちろんある。子どもたちとの野外活動で想定される事故はたくさんあって、保護者も安全管理講習を受けている。緊急事態にはスタッフと連携して安全の確保に対応することは大事な役割だ。広くて入り組んだ地形の森の中ではこまめな人数点呼も大切で、スタッフたちはばらけて遊ぶ子どもたちのどの位置に自分の身を置くか、など常にプロとしての動きをしている。子どもと思い切りふざけながらも。まじ尊敬。
だけど自分がそれと同じことをできると思う方が危険であって、スタッフからもそれを求められることはないのだよ。ちゅうか今日は紙漉き体験した後公園で遊ぶ予定の遠足だしね。11人の子どもみんなの友達としてここに居たいと思う私もいるけど、私は私の息子の母として単純に息子と遠足を楽しみ、つーかただのJさんとして遠足を楽しめばいいのだよ。そーだったそーだった。
とかを自分のこころの中でして、やっとこ気楽にバスに揺られて行った。めんどくさいやっちゃ。でもこれが自分の機微の観察の訓練なんだろうな。
他の園児とちょっとお話したら「ダメ」とか言われながら、私の育て方がそうさせるのかしら、とか思ったりしながら、依存と自立を行き来してるのよ、とか納得させながら、紙漉き体験の施設に着く。ちょっと緊張気味の息子を抱っこして紙漉きの説明を聞く。
みんながわーっと制作にとりかかるが、やっぺし息子は「やらない」と。
えー、そう?せっかくきたしやってみよーよ。お母ちゃんやってみたいからいっしょにやってくれない?楽しそうよ。なんて声をかけるけど、自分はやりたくないし、お母ちゃんがやるのもダメ。お腹がすいたから施設の外に出て一緒に弁当を食べよう。と言う。まだ11時にもなってないじゃんよ…まー、いっか?一回外に出てみよう。弁当食べながらおちついて話をしてみよう。
ここでどんな話をしたか忘れちゃったんだけど、自分の心の機微の観察はなんとなく覚えてる。「新しいことに物おじせず、なんにでも興味を持って欲しい」「のびのびと自分を表現することを楽しんで欲しい」「自分の子どもはそんな人であって欲しい」みたいな、親としての、そんなありふれたような暖かいっぽい子どもへの思いで、私は息子に言葉を掛けたりしてるんだよなと。一見暖かいっぽいけど、こーゆうのが?エゴ、ともいわれるやつなんだろうかと。息子の気持ちをそのまま掬い取ることをしてるのでなく、自分の気持ちを添加して、私の望みを伝えて、叶えようとしてるんだなーと。ふむふむ。観察。
もう、書いてて、全部自分で叶えろよ!って思った。
「新しいことに物おじせず、なんにでも興味を持って」「のびのびと自分を表現することを楽しんで」「自分はそんな人でありたい」ってことじゃん!
タハハーだね。そうしよ。まあ、そうあれなくてもいいんだけどさ、じゃあ自分でも難しいことを子どもに望んでるのね。タハハ。ですな。
そんなことを思いながら息子と弁当食べてたら、「母ちゃん、はやく食べてよ!中に行ってみようよ!」とか言い出してきた。なんだとう?お、おう、味噌汁すすっとんねん。ちょっと待たんかい。
漉いた紙を乾燥も終えて作品が出来上がっている子もいたし、色和紙をちぎってデコレーションの最中の子もいた。うわーいいのができてるねー、おもしろいねー、なんて見回っていると、息子がはにかみながら「なんだか、気になってきた」と。その時の顔を思い出して、今私の顔もほころんでいる。え?気になってきた?やりたくなってきた?「やりたくなってきた…」
わーお!最高じゃん!いいじゃん、自分の機微を感じてるじゃーーん!「気になってきた」っていう表現めちゃおもしろかった。かわいかった。
ああ、もう2000字だ。7時だ。まだまだ思い出して記したい機微がたくさんあるのに!
ちっこいおててでいっしょうけんめいにちぎり絵をする。「この青色は海だよ」「黄色はたんぽこ」「茶色いのは木」この子にはこの世界の自然が美しく映っている。自分で、やりたいと思ったんだよね。そんでやったんだ。なんて満足そうに。
次の日の早朝、まだ暗い時間に目が覚めた息子。ぽけーっとしてるな、と思ったら、隣に寝ている私に背をむけたまま、「母ちゃん、昨日は楽しかったね。」と。うん、楽しかったねー。何が楽しかった?「おやつ食べた時」うんうん、楽しかったねー。母ちゃんは、紙漉きも楽しかったよ。はくちゃんはどうだった?「楽しかった。もっと色んな色を使えばよかった。」うんうん、ピンクとか、オレンジ色の和紙もあったよね。今度はいろんな色を使ってみよう。楽しみだね。「公園も楽しかった。最高の一日だったね。」ほんとに、行ってよかったです。最高の一日を一緒に味わえて、母ちゃんもお布団の中で最高を噛み締めましたとさ。
おしまい。
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