獲物の分け前〜シーナ&ロケッツ『#1 スペシャル・エディション』
昨日、昼食の準備をしていたら、通販で購入したシーナ&ロケッツの『#1 スペシャル・エディション』がめでたく到着。
我慢に我慢して、20時に部屋に籠もって聴くことに。
3枚組なので、1回通して聴いてみるか程度に思ってましたが、いざ聴いてみると夢中になってしまいましたよ。
じゃ、行ってみよー。
・シーナ&ロケッツ『#1』(AYU002/AYU RECORDS)
このアルバム、発売して1年位経ってから初めて聴いたんだな。確か。
当時、読んでいた「オリコン・ウィークリー」のコラムで幻のアルバムとして紹介されていたのでした。
あの頃、市内のレコード店は5店舗あったという信じられない状況でして、クラスメイトでそれぞれ通っていたお店で注文しました。
が、勿論入荷することはなく、友達全員トホホ状態に突入しました。
そうしたら、駅前にレコード店が開店することを知りバラバラに入店したら、なんとエルボン・レコードのオリジナル盤が複数並んでました。
当時、テクノポップを聴く会みたいなのをクラスメイトとやってまして、シーナ&ロケッツ『真空パック』にヒカシュー『夏』、高橋ユキヒロさん『音楽殺人』を夢中で聴いていたのでした。
そんな中、シーナ&ロケッツ『#1』の在庫があると判明したので大騒ぎですよ。
集まって聴いていたら、誰かが「テクノポップじゃないじゃん」と呟いて、別の誰かが「でもメチャメチャカッコいいな」と返したことを覚えてます。
誰が買うかはジャンケンで決めて、私は敗北してしまいました。。
しかし、ダビングしたテープは長らく宝物となったのです。
高校に入って、テクノポップを聴く会みたいなものはバラバラになってしまったんですねー。
『#1』はまた幻のアルバムになってしまったわけです。
大学に入った頃、音楽メディアがアナログ盤からCDに切り替わったわけなんです。
それからかなり時間が経って、久々に鮎川誠さんの『クール・ソロ』を聴いて感動して、当時イベントのフライヤーをコラージュで作った時、引用しましたね。
それからまた時間が経って、『#1』が私の手元にやってきたわけです。
中学2年だったあの頃を思い出しながら聴いてました。
そんな思い出よりも、まず感動したのは今聴いている音楽としても最高にカッコいいことでしたね。
とにかく楽曲のよさに圧倒されてしまったわけなんですが、デラックス・エディションのモノラル・ヴァージョンに感動しちゃいましたね。
自分の中のロックンロールやポップスのモノラル・ミックスの重要さを実感できた意味の大きさもありますね。感動。
そして、もう1枚のYMOとのセッションバンドの意味深さも。
雑誌「ロックジェット」の『真空パック』とYMO『ソリッド・ステイト・サバイバー』のダブル特集号と、昨年発売された『1979DEMO』を併せて聴くとシーナ&ロケッツのファンでいて本当によかった。ありがとうございます。
これからもアルバム聴き続けて、ことあることにシーナ&ロケッツのことを思い返して、話題にしますね。サンキュー。
ではまたー。