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ケースから一掴みの5曲~高橋ひろ編。

 前回の「ケースから一掴みの5曲」がチューリップだったので、色々と画像をチェックしていたら、『Well』ツアーの映像が出てきて、安部俊幸さんと高橋ひろ(チューリップ在籍時は裕幸名義でした)さんが並んでいて、お二人の表情がとにかく楽しそうだったのが印象に残っています。

 正直、ひろさんがチューリップに在籍した記憶はほぼなくて、ソロ・アーティストとして現れた感じでしたね。
確か高浪敬太郎さんがプロデュースしたことで知ったのかな?

 MXTV の筒美京平さん特集で満面の笑みで曲を紹介したり、チューリップに詳しい友達と知り合ったのは1990年代末だから、その頃から注目し始めた記憶がありますね。
その友達は「さよならメロディ」をひろさんの話題が出るたび歌っていたことを思い出しています。

 そんなこともあって、今日はひろさんの曲から5曲を選んでみます。

・高橋ひろ「いつも上機嫌」
 from album『君じゃなけりゃ意味ないね』(MRCA-10009/メディアレモラス)

 シングル「いつも上機嫌」とこのアルバム『君じゃなけりゃ意味ないね』は1993年11月19日の同時発売だったんですよね。
高浪敬太郎(当時の表記)さんがサウンド・プロデュースをしていて、アルバムに編曲で参加しているのは高浪さん、長谷川智樹さん(かつて高浪さんとはウィンク・サービスとして活動)、中山努さん(PANTAさんやシーナ&ロケッツのサポートを長らく勤めました)ですね。
この曲に参加しているのはドラムスに夏秋(文尚)冬春さん、ベース沖山優司さん、ギター斉藤誠さん、ピアノ河合代介さん、マニュピレーター山岡広司さん、コーラスにはひろさん、高浪さんに寺本りえ子(元トランジスタ・グラマー、現在はフード・コーディネーターとして活躍中)さんという顔ぶれでした。

・高橋ひろ「月光」
from album『WELCOME TO POPSICLE CHANNEL 』(MRCA-10020/メディアレモラス)

 ひろさんで一番好きな曲を挙げろと言われたら、悩みに悩んでこの曲を挙げるように思います。
編曲は高浪さんで、コーラス・アレンジは高浪さんとひろさん。
ドラムスは宮田繁男さんにベースは中原信雄さんという松尾清憲さんやポータブル・ロックなどでお馴染みのお二人。
キーボードは中山努さん、パーカッションは三沢またろうさん。
炸裂するギターはSIONさんと長年やっていた松田文さん、これまた炸裂するハーモニカは妹尾“weeping harp”隆一郎さんですね。
コーラスにはひろさん、土橋雅樹さん、深町栄さんという顔ぶれです。
この曲、ひろさんがやっていたバンドPOPSICLE時代のレパートリーでして、当時発表されたものとは歌詞が若干変わっていますね。
楽曲として素晴らしいのは共通していますが、このアルバムのヴァージョンの演奏のテンション、ヴォーカルは本当に最高です。

・高橋ひろ「くちびるがほどけない」
from album『new horizon』(MRCA-10039/メディアレモラス)


 普段、この「ケースから一掴みの5曲」はそのアーティストのベスト5ではなく、その流れだったり、この曲順で聴いたら気持ち良いこと優先としています。
でも、もしかしたら今日はひろさんのベスト5を選ぼうとしているかもしれませんね。シングル曲も多いですし。

 サード・アルバム『new horizon』のベーシックなアレンジはひろさん自身が担当し、ストリングスとブラス・アレンジは河合代介さんと長谷川智樹さんが手掛けてます。
ちなみにこの日は河合さんが担当していますね。
参加メンバーはギターに(元EXや小山卓治 with DADの)原田末秋さん、ハモンドオルガンを河合さん、マニュピレーターに山岡さん、ひろさんがシンセサイザーとコーラスという顔ぶれです。
この曲、シングル曲でも『ベスト・コレクション』未収録なので、これは何とかならないものか?と思いますね。

・高橋ひろ「君じゃなけりゃ意味ないね」
from album『君じゃなけりゃ意味ないね』(MRCA-10009/メディアレモラス)

 この曲の編曲は長谷川さん。でも、ほぼ高浪さんが編曲した曲と参加メンバーが一緒で、ドラムスが夏秋さん、ベースが沖山さん、ピアノが河合さん、シンセサイザーが
ひろさんと長谷川さん、ギターが鈴木智文さん、コーラスがひろさん、高浪さん、寺本さんにMIKAさんとMIYABIさんという顔ぶれです。
このアルバムのエンジニアが加藤和彦さんのヨーロッパ三部作を担当し、Yuki(岡崎友紀)さんの「DO YOU REMEMBER ME」も手掛けた大川正義さんということが重要とひろさんのホームページに書いてあったことをハッキリ覚えています。
もし、名オムニバス『音壁JAPAN』の第2弾が発売されることがあったら収録してほしいと思ったことも。

・高橋ひろ「しあわせのパイロット」
from album 『 new horizon』(MRCA-10039/メディアレモラス)

 これまたゴージャスな仕上がりの名曲中の名曲ですね。
参加メンバーはドラムスは『Well』ツアーにも参加した大久保敦夫さん、ベースに当時ハートランドに参加していた小野田清文さん、ギターは原田末秋さんにキーボードにストリングス&ブラス・アレンジが河合さんという顔ぶれです。
大久保さんはこのアルバムの数年後には甲斐バンド『Big Night』に参加していますね。

 ちょっと長くなってしまってますので、締めに入りますと、私がジャック達のお手伝いを始めた時期に高浪さんがやっていたarcorhymeのカフェ・ライヴの後、「ジャック達というバンドのお手伝いに行く」という話をしたんですよ。
そのバンドのドラマーは夏秋さんだとかも話したので、「夏秋さんによろしくお伝えください」と言われたのでした。懐かしい。

 この参加メンバーを見るとあがた森魚さんに関わった人がやけに多いと、まとめていて思いました。
参加メンバーを延々と書くのはこれまでnoteに書いた記事との整合性を高めるという意味もあるんですよ。
そうすれば興味がさほどないアーティストの音楽を聴くきっかけになるかもしれないですし。
今後そういったことも含めて読んでいただけたら嬉しいです。

 もうホントに終わらないと、最後まで読んでもらえないかもしれないので、この辺にしますね。
お付き合いいただきありがとうございます。

 ではまたー。


 




   




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