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I Like CD Single Again~高野寛/BLUE STONE編。
先日、高野寛さんがブレイク前にリリースしたCDシングルの記事を書くためにチェックしていたら、持っていないアイテムを欲しくなってしまったんですよね。
というわけで、まずその記事のリンクを貼っておきます。
ブレイク前の高野さんのソロ・パフォーマンスは日清パワーステーションや中野サンプラザに汐留PITとかで何度か拝見したことがありましたが、ちょっと線が細い印象が残っています。。
CDで聴いてもその印象はあまり変わらなかったりするんですが、この曲を聴いた時、リズムが強調されたというか、骨太になったという感じがしたんですよね。
今でも高野さんの作品では特別な思いがあります。
CDシングルのまとめ売りにこの曲が入っていたので、迷わず購入しました(持っていないシングルも複数ありましたし)。
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・高野寛「BLUE STONE」(TODT-3419/東芝EMI)
この曲のレコーディング・メンバーがとにかくすごいので、ジャケット裏のクレジットを引用します。
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ドラムスが富岡“GRICO”義広さん(富岡さんはかつてかまやつひろしさんのローディをしていました。ちなみにグリコの名前の由来はかまやつさんの本「我が良き友よ」に書いてあります)、ベースが萩原“MEKKEN”基文さんという組み合わせに、パーカッションは米米CLUBや雷蔵の三沢またろうさん。
この組み合わせが強力なグルーヴを生んでますね。
その上、小山田圭吾さん(ネオアコかどうか問題で高野さんと比較されたこともありましたね)のアコースティック・ギターに(当時ICEの)国岡真由美さんのコーラスが彩りを加えてます。
キーボードの光田健一さんはまだスターダスト・レビューのサポートをする前に参加していると思うのですが、おそらくエンディングなど目立ったところは光田さんが弾いていて、高野さんは割と被せる程度だと推測しています。
この曲にはミックス違いのヴァージョンがありまして(CDシングルに収録)、リンクを貼りますから、比較しながら聴いてみてください。
Hard Edge Versionとある通りというべきなのか、高野さんのエレクトリック・ギターと三沢またろうさんのパーカッションがシングル・ヴァージョンより前面に出ています。
好みという点からすれば、こちらの方が上ですが、わかりやすさを考えると、やはりシングル・ヴァージョンが正解かもしれませんね。
もうひとつ、この曲の歌詞にNHKの少年ドラマシリーズやSFジュブナイル的なロマンチックさを感じてしまうのが、この曲を好きな要素のひとつなんですよね。
これはわかる人にはわかる感覚だと思いますが。
高野さんと私が同世代というのもあるかもしれませんね。完全に勘違いかもしれませんが。。
高野さんの代表曲といえば「虹の都へ」や「ベステン・ダンク」が挙げられると思いますが、シングル・カットされた曲にはまだまだ名曲が多数あるのでした。
アルバムを含めて、高野さんの音楽の評価は低すぎるので、正当に評価されるようにしつこに取り上げていきたいと考えております。
近いうちにまた取り上げます。
ではまたー。