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ムーンライダーズ『アマチュア・アカデミー』関連雑誌編。

 終わらない部屋の掃除を延々と続けていると、時々やっと出てきたかーと思ってしまうレコード屋さんの袋が見つかります。
レコード屋さんの袋は厚手だし、破れにくいということもあって、音楽雑誌や書籍を入れているものが多いのでした。

 今回、出てきた出てきたと思ったのは「ビックリハウス 1984年9月号」、「ミュージック・ステディ 1984年9月号」に「ミュージック・ステディ 1984年10月号」などが入った袋です。
「ミュージック・ステディ」は私の中で大切な雑誌なので、他の雑誌と一緒ということは珍しいのでした。
しかも「ビックリハウス」はちょっとだけサイズが違いますし、中綴じの雑誌ですからね。
それだけ『アマチュア・アカデミー』に対する思い入れが私の中であるということです。

 今年に入ってすぐ、こんな記事を書いてます。今読むとなかなか複雑な感情に襲われてしまう内容ですが。。

 実はこの他にも『アマチュア・アカデミー』のレコーディング中のレポートが「ミュージック・マガジン』に載ったり、「バラエティ」の鈴木慶一さんの連載対談(1984年10月号)に岡田徹さんが登場したりしてますね。

 ラジオ番組ではNHK-FMの坂本龍一さん「サウンド・ストリート」や高橋基子さんの「ニューサウンズスペシャル」に(メンバーが全員ではないものの)出演しています。

 アルバム発売前から情報が入ってきて、テンションがひたすら上がっていたのですが、アルバム発売記念ライヴ(1984年7月14日の渋谷公会堂)の写真が雑誌に掲載されて、これはものすごいことになっているとわかったのです。

・「ミュージック・ステディ 1984年9月号」(ステディ出版)の裏表紙。

 よく見ると追加公演(1984年9月1日、渋谷公会堂)の日程が載っています。

・「ミュージック・ステディ 1984年9月号」(ステディ出版)の表紙。

 ちなみにこちらに掲載されているのは、鈴木慶一さんのロング・インタビューで、『青空百景』と『マニア・マニエラ』以降のムーンライダーズ及び関連アーティストについても触れています。

・「ビックリハウス 1984年9月号」(PARCO出版)

 こちらには『アマチュア・アカデミー』発売記念ライヴの模様がリハーサル風景も含めて掲載されていて、メンバー一人一人の写真とステージの全景が載っています。矢口博康さんが参加していることが判明したりと見開きのページにショックを受けた高校生の私。
ちなみに文字部分は鈴木慶一さんのインタビューでした。

・「ミュージック・ステディ 1984年10月号」(ステディ出版)

 2ヶ月続けてのムーンライダーズのMUSICIAN FILEは当初は(9月号に掲載された鈴木慶一さん以外の)メンバー全員のロング・インタビューを予定していたとありますが、予定を変更してメンバーによる楽曲解説が載っています。
ちなみに結局は単行本「フライト・レコーダー」まで他のメンバーのロング・インタビューは実現しなかったのでした。
『アマチュア・アカデミー』以外にも、カセット・ブック『マニア・マニエラ』やシングルのカップリング曲「GYM」について触れていますし、『アマチュア・アカデミー』についてのメンバー全員のコメントなど、ページ数は少ないものの充実した内容になっています。 

・ムーンライダーズ『ムーンライダーズ Live At Shibuya Kokaido 1984.7.14』(XPCA-1020-1/MOON RIDERS RecordS)

 ライヴから29年後、ライヴのほぼ全貌が明らかになりました。
小暮秀夫さんによる鈴木慶一さんインタビューがまた素晴らしい。
部分的にでしたが、このライヴの映像や音源に触れることができて感動しましたが、こうして通して聴いてみると更に感動しますね。
個人的には追加公演の音源が残っていたなら、聴いてみたいところです。
こうして『アマチュア・アカデミー』の流れを辿ってみると、他にはない成立過程だったり、好調な売上だったりと私の中で特別な存在といえるのでした。
来年、このアルバムをテーマにムーンライダーズが動くとすれば、それ以上に嬉しいことはないと思うのです。

 ありがとうムーンライダーズ。

 Dedicated to 岡田徹&かしぶち哲郎

 ではまたー。

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