獲物の分け前〜「レコード・コレクターズ 2023年11月号」
上京時に買おうと思ってましたが、帰宅するのを予定より早めたので、書店からまだ開店する前に帰ってしまったんですねー。
30分違いで特急に乗れるか乗れないかの瀬戸際になってしまうのでした。残念。
この「レコード・コレクターズ」は珍しく注文しなくても最寄りの書店さまに入荷する雑誌なのでした。
じゃ、行ってみよー。
・「レコード・コレクターズ 2023年11月号」(ミュージック・マガジン)
今月のメイン特集は「日本の新名盤1970-89 海外での再評価で注目を集める先駆的な作品の数々」で、表紙に山口美央子さんやコシミハルさん、マライヤなどのジャケットが載っていたからでした。
確かにマライヤというか清水靖晃さん関連の作品はこの手の特集にはまず選ばれませんからね。
清水靖晃さん関連作品といえば水道橋博士がツイキャス配信で『北京の秋』を絶賛していたことにビックリした記憶があります。
博士は「音楽は詳しくないし、人前で語る自信がない」と以前仰ってましたが、あれは詳しくない人が選ぶ音楽じゃないし、音楽を聴いた感想なども濃いものが多いです。
そして、今回の選盤を見てみると、女性アーティストの作品が割と多いように思いました。
この手の特集では確かにバンドや断ぜアーティストの作品が中心になっていたということなのでしょう。
表紙にあったコシミハルさん『パラレリズム』や鈴木さえ子さん『緑の法則』にい飯島真理さん『ロゼ』辺りは、その辺のバンド、アーティスト好きな人以外には訴えないのかな?と思ってしまうわけで。
まー、個人的にはもっとアニメーションのサウンドトラックや漫画のイメージアルバム、オムニバスアルバムなどの企画色の強い作品も選んでもらえたら面白いかなと思いました。
作品に対する思い入れよりも、テムポだったり、BPMで分類するような方々が選盤すると、更に興味深いものになるかもしれませんね。
新しい切り口は常に模索すべきだと思いますし、その上で内容を充実させるべきだとも。
じゃないと先細りになっていくのは明白ですよ。
物事を面白がるのは先細りを防ぐ方策だともっとシリアスに考えるべきだと思います。
今回の特集で個人的に一番嬉しかったのはデイト・オブ・バースのメジャーー・ファースト・アルバム『夢と涙の日々』が選ばれていることです。
もー、ホントな大好きなアルバムなんで、どうしてこれが評価されないんだ!いつも思っていたんですよ。本当に嬉しい。
デイト・オブ・バースはマジておすすめでっせー。
今日はこんなところで。
ではまたー。