ケースから一掴みの5曲~青木孝明編。
昨日が青山陽一さんということなら、今日はやはり青木孝明さんでしょう。
でも、青木さんの5曲を選ぶというのはちょっと難しいので、ベスト・アルバム『アンソロジー 1992~2014 タイムトラベラー』から漏れてしまった曲から選ぶのと、基本的にはメトロトロンレコード時代のアルバムということにするという縛りがあればなんとかなると判断しました。
その前に青木さんの活動について私が書いた記事のリンクです。
興味ある方は是非読んでみてください。
じゃ行ってみよー。
・青木孝明「ある晴れた午后に」from album 『MY FRIEND IN THE SKY』(compactron-21/メトロトロン)
青木さんにはライヴでなかなか演奏はされないけど、個人的に好きな曲というのが何曲もあります。この曲はその筆頭かもしれませんね。
ライヴで私が聴いたのは円盤(現黒猫)でのアルバム『MY FRIEND IN THE SKY』再現ライヴだけだったと記憶してます。
一度バンド編成でやってほしいとリクエストしたのですが、「歌詞とか今やってもリアリティーがないように思うんですよね」という答えだったと思います。
この機会にまたリクエストしてみますか。
青木さん、ひとつご検討よろしくお願いいたします。
・青木孝明「見知らぬ街で」from album 『melody circle』(compactron-37/メトロトロン)
この曲はライヴで初めて聴いて、演奏を重ねるごとにブラッシュ・アップされていった印象があります。
聴く度に当時AFRQ(Aoki Folk Rock Quartet)のライヴを思い出してしまう曲ですね。
CDのヴァージョンは8分超えですが、ライヴでは10分超えすることも度々でした。
西村哲也さんと青木さんのギター・バトルに篠原太郎さんと林義峰さんのリズム・セクションは今聴いても素晴らしいです。
YouTubeには当時のライヴ映像がありますので、リンク貼っておきます。
・青木孝明「RESET/REPLAY」from album 『 PHASE FOUR』(compactron-59/メトロトロン)
実は数年間青木さんのライヴから私が離れてしまった時期がありまして、時々CDを聴いていたりはしていましたが。。
とあるCDの発売記念ライヴで青木さんをお見かけして、声をかけることなく別れたのですが、ふと今度ライヴに行ってみようかと思って、出かけたのが初台DOORSでのライヴでした。
アルバム『PHASE FOUR』は既に発売されていて、青木さんはピアノをメインにしたライヴだったんですねー。
とにかくこの曲が印象に残って、帰宅してからも聴いた記憶があります。
この日からまた青木さんのライヴに通うようになったのですが、一番のきっかけはこの曲だったと思います。
・青木孝明「退屈な昼休み」from album 『L /C』(PAN-1/パンアコースティック玉手箱)
今から30年前の今ごろ下北沢ロフトで青木さんのライヴを初めて観たのでした。当時の愛読誌「VANDA」に『L/C』のレビューが載っていたのでCD買ったんですよ。
で、ライヴに行ったら、「VANDA」の佐野邦彦さんと近藤恵さんがいて、なぜか色々と話しているうちに盛り上がって、まだ発売前の「VANDA vol.7」をいただいたのです。
ちなみにその日は篠原太郎さんと鈴木クリさんが共演というのもできすぎた話だと今になって思いますね。
この曲はライヴで長らく演奏されていて、かなり印象に残っています。
初めの頃のテープをフットペダルで操作しながらの演奏が新鮮でした。
オルタネイティヴ・カフェやmona recordsなどで映像をバックに演奏されたのが、とにかく素晴らしかったと強調しておきます。
・青木孝明『L/C(reissue version)』(compactron-61/メトロトロン)
こちらはボーナス・トラック入りです。
・青木孝明「メロディゴーラウンド」from album 『melody circle』(compactron-37/メトロトロン)
このアルバムの発売記念ライヴは1996年8月eggmanだったんですよ。
会場で購入するとカセットテープを貰えたんですが、その中身が豪華でして、ほぼAFRQ(林さんが参加していなかったはず)のNRBQのカヴァーやデモ、ライヴ・ヴァージョンが入っていましたね。
実は私が青木さんにライヴ出演してもらった際の購入特典のCD-Rを制作した時、それまでのアルバムから一曲ずつ(青木さん選曲)と、そのNRBQのカヴァーを収録したのでした。
友達にリマスタリングを頼んで、最高の仕上がりになりましたね。ちなみにマスターのCD-Rはまだ残っています。
前置きはそこまでにして、その発売記念ライヴのゲストはアルバム『melody circle』にも参加した綿内克幸さんと初期のプロデューサーである鈴木博文さんでした。
綿内さんは『melody circle』に参加した「Ever Blue Tears」(これまた名曲)とこの「メロディゴーラウンド」に参加した記憶がありまして、とんでもなく感動したことを覚えてます。
それと、その数年後だと思いますが、綿内さんと青木さんのライヴを観に行ったら、綿内さんのセットにキーボードがwebbの小池雄治さん、ベースが青木さんということがあったんですよ。
初台DOORSでした。これまた感動しましたね。
青木さんについてはまだまだ覚えていることがたくさんありますので、思い出せたらちゃんと整理してまた書いてみたいですね。
最後に青木さんが発売した最新アルバム『声』がとにかく素晴らしいので、なんとかして聴いてもらいたいです。
30年間、途中間があったにしても、素晴らしい音楽を届けてくれた青木孝明さんに感謝します。ありがとうございます。
さて、明日はどうしようか考え中です。
今年素晴らしいアルバムを届けてくれたバンドにするか、今日素晴らしいライヴを行うであろうアーティストにするか、青山さんと青木さんに続くなら最高のギタリストにするか考え中です。お楽しみに。
ではまたー。