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はちみつぱいAgain

 本を読みながら音楽を聴くと集中できないのは本音ですが、両者が関連するものだとその世界にとより深く入り込める感じがするんですよね。
まー、両者を既に読み込んだり、聴き込んだ上での話に限られますが。どちらかが新鮮な状態だったり、両方が新鮮な状態ならどちらかに集中してしまいますが。そんな感じです。
じゃ、行ってみよー。

・はちみつぱい『9th June 1988 はちみつぱいLive』(SPFJ-002-5/スーパーフジ)


 このライヴ盤、オリジナルは徳間ジャパンから発売されて、駒沢裕城さんと武川雅寛さんによるインターミッションはオリジナルだと8cm CDだったのが一番の違いですし、この再発盤では完全版とまではいかないものの、MCがかなりの量で復活しています。
これは嬉しいな。

 で、雑誌「ミュージック・ステディ」 や単行本「フライト・レコーダー」などがはちみつぱいに対して知識を得るきっかけになるわけだったんですが、この本によって更に深い知識を得ることができてから、更にはちみつぱいの音楽が深いものになっていった感じがしたわけです。

・宗像明将「72年間のTOKYO、鈴木慶一の記憶」(blueprint)

 山本浩美さんと鈴木慶一さんの関係や、はちみつぱいのメンバーが増えていく過程、脱退から解散していく状況が伺われて、かなり興味深い内容なわけです。
なぜ山本浩美さんの名前をまず出したかというと、はちみつぱいのこのライヴを会場である汐留PITで体験したのですが、アンコールで演奏された「月夜のドライブ」にメチャクチャ感動してしまったんですね。当時21歳の私は。

 はちみつぱいの『センチメンタル通り』が初CD化されたのは1987年だったかな?
当時、ムーンライダーズのCD以上に夢中になって聴いていた記憶があります。
はっぴいえんどに開眼する前でしたから、はっぴいえんど以上に好きなバンドでした。はちみつぱいは。
去年書いた記事のリンクも貼っておきますね。

 うーん、去年は「15 YEARS AFTER」の更に35年後だったわけなんですねー。いかにもな記事です。

 あれからかなりの時間が経って、未だにはちみつぱいのこのCDや『センチメンタル通り』(デラックス・エディション)を聴くとワクワクしてしまいます。
この本の著者である宗像明将さん、鈴木慶一さんとはちみつぱいのメンバーの方々、あがた森魚さんに配信番組の司会を務めた北沢夏音さんに深く感謝します。ありがとう。
はちみつぱいの音楽がより多くの方々に届きますように。

 ではまたー。

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