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ケースから一掴みの5曲~安部恭弘編。
昨日の鈴木康博さんから誰につなげるか考えたらなかなか浮かばなかったのですが、ふとしたことで浮かんだのは安部恭弘さんでした。
安部さんの初期のプロデューサーは武藤敏史さんだったり、マネージメントをしていたのは上野博さんだったりとオフコース人脈の中にいたんですよね。
そして、小田和正さんのツアーに参加していた時期もありますし、ソロ・デビュー前には杉真理さんのバンドにいたりするので、これからつなげやすいとも考えてしまったわけですよ。
ちょっと前に安部さんのデビュー曲について書いた記事のリンクを貼ってみますね。
今回はこの「We Got It(やったぜ)」は泣く泣く外しますが、前の記事を参照ということでよろしくお願いします。
じゃ、気分を新たに行ってみよー。
![](https://assets.st-note.com/img/1658810928306-ZdBorZTFHG.jpg?width=1200)
・安部恭弘「ばらけたイニシャル」
from album 『PASSAGE』(KICS-445/キング)
まずは安部さんがブレッド&バターに提供した曲のセルフ・カヴァーです。
ブレッド&バターがファンハウスに移籍したアルバム『セカンド・セレナーデ』の収録曲でシングル・カットもされた曲ですね。
これは武藤敏史さんがディレクターということで依頼されて書いたのかな?と想像しています。
話を『PASSAGE』に戻しますと、安部さんがキング・レコードに移籍後、竹内まりやさんに書いた「五線紙」や稲垣潤一さんでお馴染みの「ロング・バージョン」、EPOさん「セプテンバー・バレンタイン」などを安部さんがセルフ・カヴァーしたアルバムなのです。
ちなみに「五線紙」はフジパシフィック音楽出版の記念アルバムでもセルフ・カヴァーしてますが、プロモーション・オンリーということで発売はされていなかったのでした。
「ばらけたイニシャル」はブレッド&バターのヴァージョンに比べると、かなりアダルトな仕上がりですね。
ただ、このアレンジが安部さんにはフィットしているように思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1658811733513-AuztzynfDC.jpg?width=1200)
・安部恭弘「STILL I LOVE YOU」
from best CD 『安部恭弘 ゴールデン・ベスト』(TOCT-10974/EMIミュージック)
元々はシングル「CAFE FLAMINGO」のB面として発表され、長らくアルバム未収録曲でしたが、後にCDとカセットで発売された『パノラマ・メモリー』に疑似ライヴ・ヴァージョンが収録されました(オリジナル・ヴァージョンに歓声などをダビングしたものと推測されます)。
近年、シティ・ポップ・ブームの中で再注目された曲ですが、ブームとは関係なく名曲だと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1658812538277-xrT09wQTGk.jpg?width=1200)
・安部恭弘「TIGHT UP」
from album 『MODERATO』(CT32-5216/東芝EMI)
安部さんのセカンド・アルバム『MODERATO』収録曲です。
シングル・カット去れましたが、シングルは編集しているので、アルバム・ヴァージョンは少し長い分楽しめますね。
編曲はフォー・シーズンズ、ブルース・スプリングスティーン、山下達郎さん(『サーカス・タウン』A面)などを担当したチャーリー・カレロ。
楽曲、アルバムともに個人的には安部さんの作品の中で特筆すべき仕上がりだと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1658813735029-nebaWC8z6g.jpg?width=1200)
・安部恭弘「CLOSE YOUR EYES」
from best CD 『 安部恭弘 ゴールデン・ベスト』(TOCT-10974/EMIミュージック)
これも安部さんの名曲中の名曲。
アルバムとシングルとはヴァージョン違いなんですが、実は私には区別がつかない(アルバムを今持っていないので)。
アルバム『FLAME OF MIND』収録曲。確かこのアルバムくらいから、作詞も安部さんが手がけるようになった記憶があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1658813998062-p44Q0HxdEa.jpg?width=1200)
・安部恭弘「裸足のバレリーナ(instrumental version)」
from album 『THE PANORAMA MEMORY』(CA32-1143/東芝EMI)
「裸足のバレリーナ」は元々安部さんのファースト・アルバム『Hold Me Tight』収録曲で、ファースト・シングル「We Got It!(やったぜ)」のカップリング曲でもあります。
安部さんのバラードの名曲のインストゥルメンタル・ヴァージョンでシングル「CLOSE YOUR EYES」のカップリング曲ですね。
『パノラマ・メモリー』についてはWikipediaではベスト盤に分類されてますが、ちょっと違うように思ってまして、CDやカセットの収録時間の長さやサイズの小ささを前提にしたビジュアル面でも違ったアプローチができるということで新しい作品を作るとしたのような感じで受け止めていました(あくまでも個人的感想です)。
アナログ盤が発売されなかったのはこの辺が理由のはずです。
安部さんは優れたソングライターでヴォーカリストだし、(特に東芝EMI時代は)編集盤がかなりの種類がありますから、もう少し整理した上で選曲したら、また別の結果だったかもしれませんね。
明日からは久々の「読書日記」の予定です。通販で買った本も充実してますし、まだまだ到着待ちのもありますから、自分自身でも楽しみにしております。
あ、新しいテーマの「三人噺」も考えてますから、急にそっちになるかもしれませんので、そちらもお楽しみに。
ではまたー。