獲物の分け前~ムーンライダーズ・パンフレット編
昨年、ムーンライダーズが『マニア・マニエラ』と『青空百景』のアンソロジー・ライヴを行って、そのライヴのパンフレットをようやく入手することができたわけなんです。
メチャクチャ力作なんで、こうした限られた形でのみの形ではもったいないと思ってしまったわけなんですよ。
じゃ、行ってみよー。
・ムーンライダーズ『マニア・マニエラ』ライヴのパンフレット、ポストカード、缶バッヂ。
編集長は野田美佐子さん、編集には小暮秀夫さんと黒羽真知子さん。
デザインは岡田崇さんというムーンライダーズのパンフレットを作るには適した顔ぶれですね。
『マニア・マニエラ』が発売延期され、『青空百景』が発売中された1982年でしたから、昨年は区切りのぬ40周年だったということなんですよね。
まずリアルタイムでムーンライダーズを取り上げていた「ミュージック・ステディ」の徹底研究を更に掘り下げているのがとにかく素晴らしいです。
巻頭の三浦光紀さんインタビューがとにかく衝撃的内容です。
これまで伝えられてきたエピソードが全て否定されかねない内容というか、これからは再検証が必要ということを明らかににしたインタビューですね。うーむ。
小暮さんのいい仕事ですなー。
続いてはオリジナル・デザインを担当し奥村靫正さんのインタビュー。
これは岡田崇さんと小暮さんがインタビュアー。
これまた興味深い内容でして、クリエイター同士の繋がりみたいなものも伺えることに心を動かされました。素晴らしい。
続いてはメンバーのインタビューが掲載されていて、読んだばかりということもあって頭の中がまだ整理できない内容だったりします。
『マニア・マニエラ』と『青空百景』については伝えられた以上に複雑な背景があるというべきなのか、この2枚については更に掘り下げるべきだと個人的に強く思う。
そして、『マニア・マニエラ』に関する様々なアイテムと広告、未発表写真と衝撃的内容です。
近年、「ミュージック・ステディ」が取り上げたムーンライダーズを調べていた私にとって、このパンフレットが示した内容は衝撃的でした。
「ミュージック・ステディ」の遺伝子でここまで作り上げた小暮秀夫さんに敬意を表します。やられました。
まだまだ掘り下げるたいようにも思いますが、今日はこの辺で。
ではまたー。