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My Favorite Singer~太田裕美編。
昔から音楽の好みみたいのはさほど変化がないと思うことが多いんですよね。
昨夜、カラオケランキングの歌番組を見ていて、やっぱり好きだなと思った曲は太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」だったんですよ。
太田裕美さんと岩崎宏美さんのシングル盤を何枚か買った記憶はしっかりありまして、ピンクレディやキャンディーズとか人気があったグループのシングルは欲しいと思わなかったまだ小学生の私です。
「木綿のハンカチーフ」は勿論持っていましたが、確かその次のシングル「赤いハイヒール」、「九月の雨」にデビュー曲の「雨だれ」はシングル盤を何度も聴いた記憶がはっきりあるんですが、「木綿のハンカチーフ」は盤ではそんなに聴いてないんですよ。不思議なことに。。
太田さんのアルバムはリアルタイムでは買わなかったのですが、ドラマ主題歌の「やあ!カモメ」がカップリングされていた「ドール」を含めて持っていたから、最低でも5、6枚は買っていたわけです。
小学生としては頑張った方ですね。
もう一人、好きだった歌手がいて、岩崎宏美さんだったんですが、昨年の11/12~岩崎さんの誕生日に記事を書いてます。
で、今回は太田裕美さんの誕生日に記事を書きたいと思ったわけなんですよ。
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・太田裕美『コンプリート・シングル・コレクション』(MHCL-123~124/ソニーミュージック)
太田さんに再注目したのは中学生になった頃、大滝詠一さん作品の「さらばシベリア鉄道」と「恋のハーフムーン」が発売されたことが大きいです。
アルバム『ロング・バケイション』に太田さんがゲスト参加していたこともありましたし。
でもまだこの時期でもアルバムではなく、シングルのみの購入ですね。
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・太田裕美『Singles 1978~2001』(MHCL10006~7/ソニーミュージック)
太田さんが休業して外国に渡航することになってから、作品を作るスタッフが変わった記憶があります。
この時期からアレンジャーが大村雅朗さんに変わったり、演奏がPINKのメンバーを含む形になったり、Qujilaのナンバーを取り上げたり、自作曲の割合も増えたりしてますね。
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・太田裕美『HIROMIC WORLD』(SRCL-5093/ソニーミュージック)
太田さんの会場限定やボックス・セットを除くと現在でも、未だに唯一のライヴ・アルバムですね。
この作品はリアルタイムではビデオ(レーザーディスクで)も発売されまして、LP(CD)とは若干選曲が違うこともあって、プレミアがついている模様です。
このアルバムにはPINKの岡野ハジメさん、ホッピー神山さん、矢壁アツノブさんが参加していますから、大沢誉志幸さんと共通してますね(スタジオ・ヴァージョンの編曲が大村雅朗さんという点でも)。
渡辺プロ(系列の)事務所で、渡辺音楽出版との絡みがあるという共通点があるのが大きいです。
もう少しすると、オムニバス『別天地』やGONTITIなどの作品にも太田さんは参加するようになります。
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・太田裕美『Candy』(KSC2-318/キューンレコード)
太田さんはボックス・セットをリリースした後、キューンレコードでシングル中心の活動に移行して、松本隆さん作品をメインにしてレコーディングした『Candy』を発表しました。
このミニ・アルバムが本当に大好きだった私です。
太田裕美さんの活動について考えることは私の音楽史を振り返ることになるのだと強く思いました。
岩崎宏美さん(及びその楽曲)にもかなり影響を受けてますが、スタッフを含めたりすると、太田さんには更に深く影響を受けていると言えるのかもしれません。
こうした形で振り返ってみると、自分ではこれまで明確に気づかなかったことについて触れていますね。素晴らしい。
この機会に太田裕美さん、松本隆さん、筒美京平さんに大滝詠一さん、大村雅朗さん、大沢誉志幸さんといった方々に深く感謝します。ありがとう。
明日は数日前に読むはずだった本を読み返して、日記に書いてみる予定です。
ではまたー。