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生活保護受給者、京都を楽しむ

イベントに参加するために、東京から京都に行って帰ってきた。

うつになってから疲れやすくなり、すぐに体力が尽きてしまう状態。
就業継続支援事業所の通所を減らして、何とかやっていけるかなぁという最近だったので、遠出できるか不安だった。

以前旅行した時に、出かける直前に抑うつに襲われて困ったことがあった。

※ その時の様子について、詳しくはこちら

前回は一人旅だった。
今回は友人と一緒なので、途中で動けなくなったら友人にも迷惑をかけてしまう。そう思うと胃がキュッと痛くなった。

でも、今回のイベントは1年前から待ち望んでいたものだった。
友人と参加することを心から楽しみにしていた。
絶対、行きたい。

生活保護を受けていると、楽しむことに気後れを感じることがある。
人様にお世話になっている身分で、楽しんでいいのだろうか、と葛藤する。
でも、人が同じ立場にいたら、どんどん楽しんで生きろというだろう。

どんな状況にあっても、日常に楽しみを増やしていいし、幸せを感じていい。
がまんして、人を羨んだり、ねたむより、自分を幸せにしたらいい。
私たちにはその力がある。

無理は禁物なので、現地に着いてからのスケジュールに余裕を持たせるようにして、疲れを感じたらすぐに休むようにした。
結果、思ったよりも元気に帰ってこられた。

ハードルが少し高いことに挑戦してみて、意外と大丈夫という自信がついた。ちょっと荒治療かもしれないけど、私の場合は良かったみたいだ。

自分にとってちょうどいいハードルを設定するのは難しいが、
失敗しても、全部がダメだと思わず、次回はハードルを下げて挑戦したらいいのだ。
「できる」「できない」の間にもグラデーションがあるから、
あまり物事を決めつけずにうまいバランスがとれたらいいと思っている。

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うつ書店員→下がる人生アゲアゲ
うつ病のさなかで記事を書いているので、サポートしていただけると生きるためのパワーをもらえます。いただいたサポートは、記事を書くための、本代に充てさせていただきます。なかなか文化的な活動に充てる費用が捻出できないので、サポートしていただけると本当にありがたいです。