うつ書店員→下がる人生アゲアゲ

うつと統合失調症を治療中。ADHDなLGBT。 アラフォーで生活保護受給者。 詰んでいるようにみえる人生でもアゲアゲに生きていく。

うつ書店員→下がる人生アゲアゲ

うつと統合失調症を治療中。ADHDなLGBT。 アラフォーで生活保護受給者。 詰んでいるようにみえる人生でもアゲアゲに生きていく。

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「うつ書店員」から「下がる人生アゲアゲ」へ改名することになった理由。

どうも、元うつ書店員です。 うつ書店員は、書店員なのにうつっていうのが言葉として面白いかなと思って付けた名前だった。両方、自分を表す言葉でもあった。 noteでは、主に自分の精神病と本にまつわる話をしてきた。 でも「うつ書店員」という名前に引っ張られすぎて、発信したいことのエッセンスを伝えきれていない感覚があった。 私は書店員だったが、うつと統合失調症で働けなくなり、現在、生活保護を受けている。 性的マイノリティで、最近はADHDの診断も下った。 「生きづらさ」の詰め合

    • 生活保護で豊かに暮らす

      豊かさってなんだろう。 豊かさと贅沢は同じじゃない。贅沢は主に物質的なことと紐づいているが、豊かさの中身は人によって違うから。 私は、自然のある場所でボーッとしている人を見ると豊かさを感じる。 公園のベンチで一人ボーッとしている人。川に釣り糸を垂らしている人。大きな木にもたれて、のんびりしている人。 そう言う人を見ると、豊かだなぁと思う。 今朝、川べりを一人で歩いていて、幸せを感じた。気温は暑くも寒くもなく、木漏れ日が地面に降り注ぐ。木の枝を揺らす風が心地いい。一円

      • 行動によって変えられること

        うつだから起き上がれない。外に出られないと思っていた。半分は事実なのだが、逆のパターンもあると最近気がついた。 感情(抑うつ)→行動(活動できない)ではなく、行動→感情。 つまり行動することで感情が変わることもある。 日中、気分が落ち込んで何も手がつかなくなることがあった。 いつもだと、ぐったり寝込むパターンになるのだが、なんとか自分をいなして外に出ることにした。人と会う元気はないから近くの河川敷に出かけた。開けた場所だから、人とすれ違っても距離を取れる。 太陽の光を

        • 続けた先に見えること

          本にまつわるポッドキャスト番組を1年半続けている。 最初の1年は、聞いてくださる方が少しずつ増えていたものの、特に大きな出来事は起こらず過ぎた。1年を過ぎたあたりから、面白い化学反応が起き始めた。 番組で紹介した著者がゲスト出演してくださる、出版社の方からおすすめの本を送っていただく、など。 長期間続けていること自体が信頼になったのだ。続けないと見えないことがある。 ADHDの特性もあって、私は興味の対象が移りやすく、めちゃくちゃ飽きっぽい。同じことを継続するのに人一

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        • アゲサゲにっき
          37本
        • 自分にやさしくするためのライフハック
          64本
        • ちっとも何てことなくない日々
          18本
        • アゲサゲ短編集
          6本
        • 書店員のへんあい本
          8本
        • 1円電話
          1本

        記事

          不調すべてをメンタル失調に結び付けない

          メンタル不調に陥りやすい、いくつかの要素。 その頭文字を並べた「なつひさお」という言葉がある。 「な」→悩みがある 「つ」→疲れている 「ひ」→暇 「さ」→さびしい 「お」→お腹がすいている、お金がない 要素を並べてみて分かるのは、人間って案外単純なのだということ。 悩みが深まってメンタルが落ちることもあるけれど、お腹がすいているだけで落ち込むこともあるのだ。 人間は、階段を登った時に感じる動悸を、パニック発作などと勘違いすることもあるらしい。 私は睡眠で悩んでいる。

          不調すべてをメンタル失調に結び付けない

          性欲、回復。

          抗うつ剤をやめたら、性欲が回復した。 年齢的に枯れはてたのかと思っていたら違ったらしい。 最近、知能検査を受けて、ADHDと分かった。 私の症状やADHDの特性から考えたら、薬を飲み過ぎていると医師がおっしゃった。 ずっと前の病院で処方していただいた薬を飲み続けていたが、飲んでいる薬のうち、抗うつ薬と抗不安薬は減らしていった方がいいとのこと。 抗うつ薬は、フタをして押さえる薬、だそうだ。 抗不安薬はぼんやりさせて不安を見えにくくする薬。お酒に酔うのと似ている。 どちらも

          問題の根っこは解決しなくていい

          カウンセラーと話していて、「親友の条件」を書き出すことになった。 ・人格否定をされない安心感があること ・土足で心の内側に入ってこようとしないこと ・良識を守れること ・暴力的、支配的でないこと ・数年間親密な関係が続いていて、これからも続けていきたいと思っていること 読んでどう思われただろうか。 カウンセラーは違和感を持ったそうだ。 条件として出すまでもない当たり前のことだという。 当たり前のことを相手が守れると信頼するまで数年かかるってことは、よっぽど人間関係に不安

          問題の根っこは解決しなくていい

          じぶんの居場所をつくる

          あいつがやってきた。 うつである。 調子がいい日が続いて、もう治っちゃうんじゃない?くらいに思っていたのに、あいつは前触れなくやってくる。 寝床から起き上がれないまま1日が過ぎていく。 焦りと不安、被害妄想、幻聴と、不調のオンパレードだ。 家に一人でいると、どんどん孤独感がつのってしまう。 それでも、外に居場所があることで救われていた。 福祉の事業所に行けば仲間や、スタッフさんがいて、一人じゃないと思えたから。 ちょっと調子が戻った日に、少しがんばって通所してみた。

          妄想じじい

          通常、統合失調症の人には病識(病気だと言う認識)がないから、現実と非現実の区別がつかなくなって社会生活に支障をきたす。 私も統合失調症だが、自分の症状が現実にはありえないと認識している。それでも症状が治らないという不思議な状態だ。 最近は、自分の右サイド、20センチくらいの位置におじさんがぴたっと張り付いている。いつも同じおじさんだ。 おじさんはいつも私に向かって「死ね」とか「お前には生きる価値がない」とか、いろんな罵詈雑言を浴びせてくる。以前は、耳を貸してしまって、怖か

          生活保護を抜け出したい

          1日に10回くらい考える。 ・「仕事は何をされているんですか?」と聞かれるとき ・ スタバの新作が出ているのを横目で見て通り過ぎるとき ・ グルメな友達からご飯に誘われて、ファミレスでもいい?というとき ・ パリッとしたスーツを着た人とすれ違うとき ・ 1時間で数百円の工賃をもらいながら仕事をしているとき いつになったら自分を養えるようになるのか? 考えたら、出口のないトンネルにいるような気持ちになる。 芸人さんのYoutubeチャンネルを見ていたら、ためらうことなく趣

          生活保護受給者、京都を楽しむ

          イベントに参加するために、東京から京都に行って帰ってきた。 うつになってから疲れやすくなり、すぐに体力が尽きてしまう状態。 就業継続支援事業所の通所を減らして、何とかやっていけるかなぁという最近だったので、遠出できるか不安だった。 以前旅行した時に、出かける直前に抑うつに襲われて困ったことがあった。 ※ その時の様子について、詳しくはこちら 前回は一人旅だった。 今回は友人と一緒なので、途中で動けなくなったら友人にも迷惑をかけてしまう。そう思うと胃がキュッと痛くなった

          生活保護受給者、京都を楽しむ

          笑顔のバリア

          半年以上、カウンセリングを受けている。行き始める前には、カウンセリングを受ける意味なんてあるのかなと思っていたが、今では、精神疾患がない人もカウンセリングに行ってみた方がいい!と思うように。 ネガティブな方へ向かう思考の癖、認知の歪みって、自分ではなかなか気づきにくいからだ。 話しているうちに、客観的な自分像が浮かび上がってきて驚くこともしばしば。 私は、人間関係を構築する上で、自己完結しがちな回避型だと分かった。 相談したり、意見を聞いてみる前に、勝手に自己判断して、一

          小さい一歩、最高

          描いたイラストをアパレル商品にして、Amazonに出品した。 ※ 刺さる人に刺さるデザイン。よかったら覗いてね(宣伝!) 自分の描いたイラストが商品になっているのを見るとワクワクする。 私は、うつと統合失調症とADHDだ。 抑うつに襲われたり、幻聴に追いかけられたり、色んな場所に色んなものを散らかしたりしていると、周りの友人と自分を比べて、普通に生きられないなぁと落ち込むことがある。 (そもそも普通ってなに?という話はともかく) できないことばかりに目がいって、同じところ

          適度に忙しくする

          一日に何度か気分の落ち込みに悩まされているが、旅行中は抑うつに悩まされることがなかった。 ※ 旅行の詳細はこちらをどうぞ↓ そりゃ楽しいことしてんだから当然だと思われたかもしれないが、楽しいことをしていても抑うつはやってくる。 なぜ、気分の落ち込みがなかったのか。 ① 楽しいこと(旅行)に集中していたから ② 程よくスケジュールが詰まっていて、考え事をする暇がなかったから ③ 自然が豊かな場所で、適度な刺激があったから つまり、ストレスがない状態で、考え事をする暇が

          「向いている」ことより「好きなこと」をやる。

          栗原類さんの本を読んだ。 栗原さんは8歳の時に発達障害のひとつであるADD(注意欠陥障害)と診断された。周囲の助けを得ながら、ご自身の特性といかに付き合ってきたかが書かれている。 幼い時からコメディ俳優になるのが夢だったそうだ。 現在、舞台やテレビの仕事などで活躍され、夢を叶えている。 でも、役者の仕事は向いていないのだという。 発達障害の特性から、感情を表情に出すのが苦手だからだそうだ。 向いていないことでも好きなことをやった方がいい。 という文章が印象的だった。

          「向いている」ことより「好きなこと」をやる。

          前に進むこと

          うつうつとしているときは、ネガティブな思考ばかり浮かぶ。 ネガティブがうつを作っているのか、うつだからネガティブ思考になるのか、どっちもか。 ネガティブをポジティブに変えていこうとはよく言われるけれど、 簡単にできりゃ苦労せんわいと思う。 変えられないから苦しんどるんじゃ。 とはいえ、ほんとにつらいので何とかしたい。 ちょっと気持ちが落ち着いているときに、ふとネガティブとは前に進めずグルグル同じ場所にいるということだ、と思った。 将来への不安、焦り、落ち込み、世間の目