深川さんぽ 酉の市
11月23日は、今年最後の祝日である。木曜休みの整形外科で、スタッフさんが「すごく損した気になります」と嘆いていた。12月の天皇誕生日もなくなり、6月と12月は憂鬱な季節らしい。「らしい」。卒サラしているので、どうもそういう感覚に疎くなっている。
このところ連日出かけているので、祝日くらい家でのんびり過ごそうかな…昨日は高幡不動に夜詣したし、と思っていたが「新嘗祭」「一粒万倍日」だしなあ、と思い直した。近所の神社2か所にも詣でたが、まだ体力が余っているので、深川に行くことに決めた。
富岡八幡宮
江戸最大の八幡さま、富岡八幡宮。
右側の臨時社務所(?)で熊手をいただき、左側のテントでお祓いをしてもらう流れ。私は参拝のみ(ミニマリストなので)。
左から
富士浅間社・金刀比羅社
恵比須社・大黒社
鹿島神社・大鳥神社
普段は三社とも閉まっている。三社が開帳しているのは珍しい。もしかすると三が日は開帳しているのかもしれないが、混んでいる時に参拝したことがないのでわからない。少なくとも、私は三社開帳時に参拝するのは初めてなので、テンションが上がった。来て良かった。
お参りを済ませたので、境内を散歩。
粋だなあ。どういう意味があるんだろう?商売繁盛のおまじない?
空には千切れ雲が浮かび、紅葉も見事。下町の活気。
いい眺め。
七五三の可愛らしい子どもたちにもたくさん出会えた。
深川不動堂
もちろん、深川不動堂にも参拝(というか、こちらを先にお参り。門前仲町駅に近いのは深川不動堂なので)。
神社の酉の市は、ヤマトタケルをご祭神としている大鳥神社が盛大に行っている。没後に白鳥に身を変えて飛んで行った伝説があるから。
お不動様は酉年の守護仏なので、不動明王を祀っているお寺でも盛大に執り行っているのだろう(要は楽しく盛り上がれれば良いのだ。縁起物は、えてしてそういうものだ)。
いつもどおり中で一筆写経をした。その最中、とても声の高いお坊さん(女性なのか少年なのか不明)が、よそのご家族の七五三の祈祷を始めたため、集中するのが少し大変だった。ウィーン少年合唱団の稽古場に来たのかと思ったほどだ。参拝歴〇年にしての初体験。世の中、まだまだ知らないことが多い。
最後に
明るいうちに帰宅し、入浴を済ませる。この瞬間が至福。
後は家でのんびり過ごせる!と思えるのが小さな幸せ。