穴守稲荷神社に朔日詣で
はじめに
水無月の朔日に、穴守稲荷神社に初参拝しました。
きっかけは、くぼこまきさんの『参道めし』から。
くぼさんは「穴守稲荷神社→池上本門寺→愛宕神社」を一日でまわっておられましたが、私は「初参拝の感動は、少しずつ味わいたい」タイプなので、池上本門寺と穴守稲荷神社は分けることにし、池上本門寺は先にお参りしました。ちなみに、愛宕神社は数えきれないほど参拝しています。
穴守稲荷神社
「穴守稲荷」駅から、徒歩で10分ほど。
たまに「稲荷系vs龍神系」等と対立を強調するスピ系の方がおられますが、本来稲荷さんと龍神さんは、不仲ではないんですよ。
ただ「自分は龍神系だから、稲荷とは合わない」と思い込めば、そのとおりになるだけです。
私は両方と仲良くする派です。
・・・それにしても「晴女(男)は稲荷系」というのは、誰が言い出したのでしょうね?稲を植える水田には、水(雨)が必要なんだけどな。
よく考えれば辻褄の合わない不自然なことでも、大勢が信じると妙な力を持ってしまうもの。SNSや芸能ニュースと近い面があります。
稲荷社というと、大抵は「ウカノミタマノカミ」が祀られていることが多いですが、こちらの主祭神は「豊受姫命」。どちらも食物・穀物を司る神です。
稲荷明神のイナリは「稲実る」「稲成る」に通じ、すべての生育を促す意味から、ご利益は多岐に渡ります。
何を願っても良いのですが、稲荷はもともと保食の神様。
「衣食住全般の面倒をみていただき、ありがとうございます。着て、食べて、住めて、安心して眠れることが幸せです」というご挨拶をし、金運上昇のお礼を述べた上で「でもあまり食べ過ぎて太りませんように。健康的にダイエットできますように」と付け加えてきました。
本当に、「衣食住」に不安がないことはありがたいです。
稲荷社に参拝するたびに、それを思い出して幸せな気持ちになります。
長く続く鳥居の右側に、「必勝」「開運」「出世」「繁栄」の順に四つのお社が並んでいます。
何かを思い出すなあと考え込んでいたら、すがも鴨台観音堂(さざえ堂)でした。ゴツゴツ感とぐるぐる螺旋の稲荷山の方が、サザエの殻に似ています。
ぐるぐると、螺旋をかきながらのぼります。
結構、いい運動になりますね。
膝をついて拝礼しました。
バ〇と煙は高いところにのぼるといいますが、私は山の上も好きです。〇カだから?でも高所恐怖症の人は、怖いかもしれません。
手前から、航空神社、末廣神社、幸神社、築山神社。
降り切ったところにある、御神穴へ。
備え付けの封筒に少しお砂を入れて、持ち帰らせていただきました。
料金設定はありませんが(つまり無料)、お賽銭を多めにお供えします。
6月1日の9時に「御田植祭(小祭)」が行われました。
田植え後の神田です。
御田植祭の雰囲気👆
最後に
豊川稲荷東京別院もそうですが、稲荷社はとにかく参拝するところが多いのですよ。小銭をかなり用意していったのに、途中で枯渇気味に。
でも楽しかった!
稲荷山は2回登りました(後で参拝しようと途中のお社を飛ばしたら、上り階段と下り階段が別だったから。方向音痴あるある)。
衣食住充実に感謝できること。たくさん歩けること。
初めて見るものに、小さく感動できたこと。
それだけでも、すごいご利益です。
よい朔日詣でができました。