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諏方神社(日暮里・谷中の総鎮守)
2月23日。成田山詣での帰り、京成日暮里駅で降りて周辺をぶらぶらすることにした。
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名物の猫たちには逢えず…。祝日ということもあり、谷中ぎんざは大勢のひとで賑わっている。混雑を避けるべく、右折(西日暮里方面へ)。
諏方神社
閑静な住宅街を歩いていると「諏方神社」を発見。大抵は「諏訪神社」。この表記は珍しい。
「諏方神社」の「諏方」(すわ)は、本崇社であります信州諏訪大社の古い神社名と伝わっており、御社名や古文書等に使用例を見ることができます。中世から近世にかけては、「諏方」の表記も併せて多く用いられるようになり、その傾向は国の記録や公の文書にも及び、大社に納められた奉納の品にも見られました。
こうした中、天保5(1834)年、諏訪・高島藩に於いては、「諏訪」と書く旨指令が出されるという動きもありましたが、近年に至り全国的に地名、人名などに於いて「諏訪」が通常の表記となり、御社名などに残っていた「諏方」は使われなくなっていったようです。
当社におきましては、所蔵する元禄時代の掛軸(細井廣澤書)に「諏方大明神」とあることに拠りまして「諏方神社」を御社名としております。
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御祭神は、建御名方命(たけみなかたのみこと)。参拝のご縁をいただいたこと、日頃の生活を守護してくださっていること等に感謝を述べ、最後に「国土安穏、天下泰平、萬民豊楽…日本の災厄を断ち切ってくださいませ」とお願いをする。
いや、建御名方命は建御雷神(たけみかづちのかみ)に国譲りを迫られた際に、勇んで戦うもあっさり敗北して、その後は諏訪の地に隠居したんだっけ…。この願いを向けるのは不適切だったろうか。
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ここの狛犬はびっくり目で、愛嬌があり可愛らしい。
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三峯神社横の御神木が素晴らしい。
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最後に
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富士山は望めなかったが、綺麗な空を眺めることができた。
本当は、日暮里駅と西日暮里駅の中間地点にある、シャレースイスミニに寄ろうと思っていたのだけど…違う道に入ったらしく辿り着けなかったのだ。
過去に何度か行っているし、こちらはまたの機会に。
今回は諏方神社に初参拝できたので、満足。
連休最終日の2月24日は、不成就日。実は少しほっとしている。吉日なら「どこかに参拝しよう」と思ってしまうが、不成就日なら家でゆっくり、のんびりできる。歩き過ぎて足も痛いし、今日は家で積読を解消しよう。