川崎大師に縁日参り
最近出不精になっている。せめて縁日参りでもしないと、筋肉や脳力やなけなしの社会性が枯渇してしまう、と自らを鼓舞して川崎大師に向かう。
21日は弘法大師縁日。
菊祭り。
薬師堂で、恒例のご宝号写経(500円)を。2枚の紙に「南無大師遍照金剛」と書き、2枚に同じ願意をしたためる…というのが初回の説明だった。今回は「心願成就」を2枚書いて、薬師様にお供えしようとしたとき、私の視線は前の方が提出された写経用紙に釘付けになった。同じ人なのに、2枚に書かれた願意が違う(家内安全と身体健全だったかな)
横にいた担当さんに伺ったところ「あ、結構別々の願意を書く方おられますよ」とのこと。初回時の説明は何だったんだろう…まあ「心願成就」は殆どの願意を包括するので、別にいいけど。
写経後に、いつものサブレーをいただいたが、まだ食していない(今月は一切のおやつを口にしないと決め励行中)。
ひととおり参拝し、時計を見ると12:40。アナウンスが聴こえる。
「13時より、大本堂にて大般若転読会が行われます。600巻の転読を行います。この風に当たると無病息災、災難消除、風邪を引かないと言われています」
風邪を引かない。それは行かないと!
縁日だが、堂内はそんなに混んでいない。寺務所の方に何か申し込みをする必要があるか尋ねたところ、手続きなしで入堂できるとのこと。無料で転読会に参加できるのはありがたい。
本尊に向かって正面に橙の衣をまとった貫主様、その後ろに紫の衣の僧侶が6名、本尊に向かって座る。その左右3名ずつ、緑の衣の僧侶が貫主様に向かう形で座る。12名の僧侶がカタカナの「コ」の字型に並んでいる状態。
そして転読が始まる(youtubeは他寺院のもの)
600巻を12名だから…ひとり50巻か。それを扇のように、アコーディオンのようにパラパラとめくっていく。各自、不思議なお経を唱えているが意味はわからない。正直、お経から風を感じるには少し席が遠かったのだが、いやそれよりも堂内が寒くてコートを着たままなのに凍えそうになった。護摩修行をしている貫主様はあたたかいと思うが、薄着のお坊様たちは寒くないのだろうか。集中しているから、寒さも感じないのかもしれない。
風邪を引かないために参加しているのに、寒さのために風邪を引いたらただの阿呆である。大師様に体調を崩さないように…と祈りつつ、足のしびれをこらえつつ、最後まで参加。
転読会が終わった後、お坊様から「内陣にご案内します」といわれ、本尊様近くまで寄らせていただき、ご挨拶。川崎大師の本堂に入ったのが初めてだったので、嬉しかった。師走の21日は納めの大師。また参拝できるといいな。
この日のお昼は門前の蕎麦屋で「力うどん」を食し、3時過ぎにフライドポテトをいただいた。明らかに炭水化物過多。糖質が多いだけでなく、たんぱく質が少なすぎる。
夜、鮭と豆腐とヨーグルトで調整したが、明日体重計に乗るのがちょっと怖いな。大師サブレは当分食べないでおこう。