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仕事に取り組む姿勢

一般的に「社会人(=企業人)」に求められる仕事に取り組む姿勢には、以下のようなものが求められているものと思います。

① 仕事の目的を正しく理解する
会社・部署の目的・方針を正しく理解し、組織の中での自分の役割は何かを明らかにし、その役割を常に意識しながら仕事に取り組む。

② 創造的な仕事をする
決して過去の実績・成功に驕らず、常に自分の仕事に問題意識や課題意識を持ち、ゼロベースで仕事を見直し、自分なりに改善・工夫に取り組み、仕事の質を高める。

③ プロ意識を持つ
担当している仕事のプロとして、企業に支払われる金額、支払われる給与に対して価値を供出できるよう、自分の仕事にプライドを持ち、社内外で通用する能力を身につける。

④ 責任を持つ
自分の担当している仕事の「結果」に対して、自らに責任があることを自覚する。仕事では、失敗や間違いを犯してしまうことがあるが、その際は素直に問題があることを認め、対処し、再発を防止する。責任転嫁や言い訳は最も慎むべきことである。

⑤ ルールやマナーを遵守する
組織に所属する以上、定められた規則を守ることはもちろんのこと、形式的なものだけではなく、相手の立場を考慮しようという気配りや、相手に喜んでもらおう、満足してもらおうと言う心遣いが大切である。そして、組織の一員として、常に組織のパフォーマンスのことを念頭に置き、自分の行動が組織の活動(= Team + Work)を乱していないか必ずチェックする。

 

これらは、通常の企業では業種・職種・業務内容に関わらず、公に徹底されているかどうかにかかわらず、常に厳命されていることだと思います。小さい企業ではあえて説明されていないかもしれませんが、基本的に大小関係なく、どこでも同じことが求められているはずです。

逆に言うと、これら「仕事に取り組む姿勢」をきちんと身につけ、それが呼吸をするように”当たり前”の状態を維持できるようにすることが、ビジネスに携わる者の最も初歩的で、最も重要な仕事と言っても過言ではありません。

新人、あるいはこれから社会人になる学生たちは、肝に銘じておくといいでしょう。日系企業だろうが、海外企業だろうが、基本的にその存在が「ビジネス」の上で成り立っている以上、どこでも原理原則は変わらないと思います。

①なんかは、昨今の受動的な姿勢で仕事をしている人に欠けている部分ではないでしょうか。考えることを止めてしまった人にも欠けているかもしれませんね。頭脳的な苦労が伴わない分、「楽な人生」のように見えるかもしれませんが、本質的な理解が伴わない分、失敗が多かったり、失敗の責任を押し付けられたりと、損をすることも多いかと思います。

少し補足しておくと、特に観点・視点・視座として重要なのは③④です。
これらは勘違いしてしまう人も多く、視野狭窄に陥って困るケースも多発するので、しっかりと覚えましょう。

③ プロ意識を持つ

とありますが、もしも職業、職種、経験年数などで「プロも何もあったものじゃない」と言う思い違いをしていたら速やかに改善してください。ここで言う『プロ』とは、

 与えられた立場・状況・待遇・対価に見合った結果を出せているか?

を客観的に見つめ、自分を厳しく律する姿勢があることを意味します。新人だからアマチュアとか、ベテランだからプロフェッショナルとか、そういうことではありません。

仕事をする以上、対価として給与は支払われます。
ではその給与に見合う成果・結果を常に出せているでしょうか?

昨今の一般担当の月単価は月あたりはと言うと、

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こうなります。中小の中級プログラマで70万くらいでしょうか。1ヶ月≒20日で換算すると、1日あたり3.5万円ということになります。すると、自分の立場が中小の中級プログラマであれば、

 1日8時間の就労の結果、
 その価値が3.5万円に達するほど自分で仕事が出来ているか?

と問い続け、常にそうあるように努力する姿勢を継続し、いずれ達成すること…それが「プロ意識」と言うものです。


④ 責任を持つ

とは、仕事として引き受けた以上は、どんなものに対しても必要になります。仮に上司から命令された無理難題であっても同じです。なぜ、自分自身に責任があると自覚するべきかわかりますか?もしかすると、”自責””他責”と言う言葉を聞いたことがある人は判るかもしれません。

実際には厳然として他人に責任があるケースと言うのは存在します。しかしそれはその他人が"自責"を問えばいいだけです。しかし、自分自身はどうなのでしょう。作業に着手する以上、引き受けたからには責任を持って行うべきです。「○○さんがやれと言ったから」では無責任にも程があります。責任が取れない仕事であれば、最初に断っておくべきなのです。

 上司「△△をしてください」
 自分「ハイ、わかりました」

は、この時点で契約が成立しています。拝受した以上、完遂させる・品質を保証する等、責任を以って実施すること、やり遂げることはプロ意識にもつながると言っていいでしょう。


ちなみに、⑤にTeam+Workと書いていますが、一般的なチームワークは

 Teamwork

と書きます。意味は「共同作業」ですね。ですが、仕事においては仲良しごっこがしたいわけではありません。あくまで集団活動によって、個人では為しえない大きな仕事を為すための戦術と解釈しています。ですから、私はTeam+Workと訳すようにしているのです。

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