COVID-19がパプアの田舎に与える影響
昨日初めて、人が集まるマーケットでコロナウイルスに対する注意喚起を聞いた。
ついにパプアニューギニアの中でも田舎のマヌス島にもコロナの影響がやってきた。
というのもコロナとバカにされる国も多くあるのだが、私の任地では純粋に今の現状について聞いてくる。
冷静に聞く耳を持っているので、持っている情報を共有するだけで、バカにされた事はない。
話が変わるが、昨日病院で医者が看護師とHEO(Health Extensor Officer)を集めて当日起こった医療ミスについて話していた。
医者は看護士の役割とは何かを話し、やらなければならない事を再確認した。
この医者のすごいところは空気感を作れるところ。
看護士がゆるい雰囲気になっている時に、医者1人で緊張感のある空気に変える事ができる。
医者の考えを浸透させる上で、良いやり方だなと思った。だけど皆で考え、物事を進めていけるチーム作りのやり方は他に良い方法があるか考えてみた。
私が経験した日本やスーダン、パプアニューギニアでの悪い事例を提示するという方法。
悪いやり方について考え、自分たちに足りないものが何かを気づいてもらう機会を作りたい。
というのもここパプアでは自分たちの何が足りないかを気付く機会がほとんどない。
ほぼ自国の人間しか働いておらず、他国のやり方を持ち帰ってくる人がほとんどいない。
また各州が離れていて、飛行機か長時間の船じゃないと移動できないので、卒後教育も不十分である。
だから、まずは自分たちで気付いてもらう経験が大事と思う。
そう思っている中、今日JICAから首都への業務出張がメールで通達され、10日間以上任地に帰って来れない事が決まった。
残り1ヶ月なので、このまま任地に帰ってこれないことも十分に考えられる。
今は戻って来れると信じて、準備をする。