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うっすらと、だが確かにあなたの存在を感じた朝 (ドリアン)
それはタンザニアで初めて出会った果物。
10m離れていても余裕で、そこにあることが分かる個性の塊。未知の食べ物に挑戦したがる方だが、その時は食べようとも思わなかった。
一昨日、インドネシア人の誕生日パーティーに参加した際に、急に私の目の前にそれが差し出された。
みんなどんな感想を持っているのか調べてみると、
「オニオン」「パイナップル」「ヨーグルト」「ポップコーン」「ココナッツ」「マンゴー」「チキン」「卵サラダ」「パン」「カシューチーズ」「サツマイモ」「コーヒー」「グレープフルーツのマヨネーズ和え」「生ゴミ」「除光液」「鼻くそ」など
同じ食べ物でこんなにも色んな意見が出でるってどんな食べ物なんだ?面白い。
果物は私にどんな感覚を与えてくれるのだろうか。おみくじでも引くような気分でそれに向かった。
匂いと味が一定でないことに驚いた。刻一刻と変わるのだ。私が感じたのは、
匂い : 臭くしたマンゴー
味 : メロン
初めは臭く、食べるともっと臭い。なんなんだと感じるも、徐々に味が変わってゆく。…食べれる!
私はメロンが好きなので、食べ終わる頃には美味しかったと感じた。
だけど2個目には手が伸びない。
味が一定ではないので、美味しくないと感じる瞬間もあるから。
次の日の朝、パプアニューギニアの大自然の中、うっすらと、だがたしかな存在感のあの香りとともに朝を迎えた。
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