本屋さんは”怖い場所”なのか?
定期的に行きたくなるのが、本屋さん。
本大好き人間としては、本当は毎日のように訪れ、一目惚れに近いような、そんな本との出会いをもっとたくさんして、心躍らせたいのですが。
そうもいきません。
本好きにとって、本屋はある意味”怖い場所”でもある気がします。
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吉祥寺の駅を、井の頭公園とは反対側の北口から出て、商店街をつらつらと歩いて行きます。
マクドナルドやシュープラザを横目に、少しいった先の角を曲がり、OWNDAYSのメガネ屋さんを右手にすぎると、少し大きなショッピングモール?デパート?の「コピス吉祥寺」に到着です。
ここのB館6階には、この辺りで一番大きな本屋さん「ジュンク堂書店」があります。
吉祥寺のジュンク堂、よく行くんです。
中央線沿線住人としては、吉祥寺が近くて行きやすいというのが一番の理由ではあるんですが、品揃えがしっかりしていることも大きなポイント。
もちろん、もっと都心に出ちゃえば最高に大きな本屋さんもあります。
ですが、それは時たま行く”ご褒美的な存在”として、あまり行かないようにしています。
たまに行く大きな本屋さんが、やはり最高なんです。
この吉祥寺のジュンク堂は、6階と7階の2フロアが丸々売り場といったレイアウト。
専門書も含めて品揃えが本当に豊富なのですが、その充実度合いが大きな本屋さんの特徴でもあり、個人的には心躍るポイントです。
特に専門書のコーナーに足を踏み入れれば、自分が知らない分野の本であろうとも、教養として自分にプラスできそうな気がして、ドキドキしてきます。
本当に、恋しているみたいです。常に心臓がバクバクしているような。それは言い過ぎですが、そんな気もしなくないです。
本当に本屋さんでは、常に興奮した状態でいます。
そんな興奮状態で多数の本に囲まれながら、ふと思ったことがあります。
僕ら本好きにとって本屋さんって、危なくて怖いな、と。
買っちゃうから。
買っちゃうんです。気に入った本をすぐ買っちゃいます。見てたらすぐ買いたくなります。
小説でもそうですし、ビジネス書でもそうですし、最近は新書とかエッセイとか、特に。
そんで、後から「またやっちゃっちゃ〜」と思うこともしばしば。本好きの方ならわかっていただけますかね?
でも、この怖い癖を直すようにはしないようにしている自分もいます。
ちょっと矛盾している気は自分でもしているんですが。不思議です。
本を読めば読むほど「本読むことの大切さ」みたいなことに気づかされるので。
借金するとか、とんでもない貧乏になるとかっていうレベルじゃないので、よしとしています。
「今回は新書2冊だし、飲み会1回分も行かないぐらいか〜」
みたいなことが、瞬時に頭に浮かびます。
でも、これはきっと、自分を肯定している部分もあるんでしょうが。。。
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多くの本を読んでいると「本のための本」、つまり読書の意味とか、本の素晴らしさについて書かれた本にも出会います。
そういった多くの本で共通して書かれていることが、本好きで貧乏になった人はいない!的なニュアンスの言葉。
このこともあって、本をつい買っちゃうことを黙認していたりもします。とはいえ、ブレーキ効かせないと、本屋ちょっと怖いことあるなと改めて思いました。
結局は、読んだ本をどう自分の血肉にするのか。これに尽きます。
楽しむこともできて、自分の武器にできるなんてやっぱり、素敵な存在だなとも思っちゃうなぁ。
こんなことを思いつつ、次の休みもまた、気付いたら家に本が増えていそうです。