忠告@女性の活躍推進に違和感ないか?
女性の活躍を支援するために参画した推進活動。
ところが実態を知るほどに違和感を持ち始めた。
今のままの推進方法ではきっと行き詰るだろう。
そんな確信めいた思いまで抱く様になっている。
働き方改革の一項として法の整備まで成された。
その動きこそが行き詰まる一因に成りかねない。
その影響が皆に波及しないだろうかと危惧する。
組織に属して働く人なら決して無視はできない。
女性活躍推進の違和感について簡潔に解説する。
是非あなたにも自分事として考えてみて欲しい。
1.男性に対抗する女性の活躍に違和感あり
女性の社会進出の歴史を語り始めると長くなる。
日本であれば明治時代の女性解放運動まで遡る。
男性が牛耳る社会的権限を女性にも与えるべき。
このスローガンの元での活動が推進されてきた。
だが男性優位に構築されたピラミッド型組織は、
上層部の隠匿で不正を増長するとの指摘がある。
指示命令の形態を苦手とする男性は数多くいる。
女性の働きやすさには元々から沿わない形態だ。
だから現状のピラミッド型組織に食い込むのは、
タイミング的にも良くないし無謀な行為となる。
女性に相応しい組織構造に改革することこそが、
優先的に検討されるべき事柄なのだと主張する。
2.ダイバーシティへの関連付けはおかしい
女性活躍推進を紹介する際にダイバーシティに
関連付けて語られることが多いのはなぜなのか。
ダイバーシティ&インクルージョンの取組みの
対象はマイノリティだというのが特徴のはずだ。
女性は果たしてマイノリティな存在と言えるか。
ある場面ではマイノリティな扱いはされそうだ。
だが対男性という位置づけで語るとするのなら、
マイノリティという枠組に入れるのはおかしい。
女性をマジョリティな存在だと捉えるからこそ、
男性とは対等だという立場が主張できるはずだ。
女性の地位を取り戻す本来の目的を突くのなら、
ダイバーシティの活動とは切り離した方が良い。
3.本来あるべき理想モデルを描いてみよう
男性が仕立てたピラミッド型の組織形態でない。
男性と対等に女性はマジョリティだと捉えよう。
これら二つの条件を満たす理想の働き方こそが、
女性活躍推進の目指すべき方向性なのだと思う。
理想的にはフラット型の組織形態が思い浮かぶ。
既得権をなくして個々の能力を優先的に捉える。
人同士がフラットな形態で連携することにより、
皆が個々の才能を発揮しやすくなるはずなのだ。
男性と女性が相互補完し合う本来の姿にもなる。
この形態こそが働き方改革に相応しいと言える。
急な組織変革は難しいけど徐々に階層は崩せる。
これならダイバーシティの活動とも折り合える。
そして女性活躍推進の違和感は解消されていく。
むしろ女性活躍推進の呼び名は無くしても良い。
施行済の法律を順守できるかは知恵次第となる。
その内に法律が撤廃されるかなと期待している。
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