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生きるということ

夜が来てベッドに横たわる。
睡魔が来てくれたら安心。来てくれなかったら地獄。そこからぐるぐるぐるぐる考えは巡る。
どんなに体勢を変えてもしっくりくる場所がなく、何度も寝返りをうつ。
そこから考えることなんて本当にしょうもない、どうしようもないことだらけだ。

今日も明日も何人もの人が生まれ、死ぬ。
当たり前のことだ。人間は生かされていると思う。不慮の事故や事件に巻き込まれて呆気なく命を落とす人がいる中で私は今生きている。
なのに、生きているのがとても辛い。
眠れない夜が怖い。明日が来るのはもっと怖い。

明日を生きたい人がいる。
友達と会ってくだらない話をしたり、恋人とキスをして抱きしめ合ってかけがえのない時間を過ごす人がいる。
なのに、病気や戦争、何らかの事情でそれができない人がいる。
寿命はあげられないのだろうか。
私はもう十分頑張ったし、楽しいことも十分経験した。もう十分なんだ。
辛いことももう、要らない。

服を着てメイクをして靴下を履き替えて必要なものを鞄に詰めるのが辛い。しんどい。
どこかの途中で断念してしまうこともある。
まず、起きれないこともある。

毎日家族と会って話すのが辛い。挨拶を交わすことがしんどい。見ないでほしい、無いものとして扱ってほしい。消えたい。

3月に入ってから調子が悪い。
このような考えが頭を回り、集中力は切れていく。
以前楽しかったことが楽しめない。見ていても実行しても楽しくない。ただの作業だ。

何をやめたら治るのかわからない。
何をしたら治るのかもわからない。

訳もなく涙は出るし、かっとした怒りが込み上げる。所詮大したことなんかできない私、生きていたくない私、楽しみを見つけようともがく私。

全部が嫌いで嫌気が差す。


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