元HSPです!
わたしは高校一年生の時にイルセ・サン著『鈍感な世界に生きる鈍感な人たち』という本を読み、自身がHSPであると自負しました。
この本は、声優の細谷佳正さんがラジオで紹介されていたことをきっかけに知り、興味を持って読みました。
当時のわたしは本当の意味で心を許せる人がおらず、人間関係に行き詰まりを感じていました。
ひとつひとつのことに対してしっかり考えようとする、良く言えば真面目、悪く言えば融通の利かないわたしですが、この本の『内面世界が豊か』という言葉に心救われたことを覚えています。
ところがどっこい!
今のわたしは、自分のことをHSPだとは思わなくなりました。
コーチングを通して人と安心して関係を築く方法を学んだり、感情や思考の仕組みを教えてもらって自分の癖による苦しみから解放していくなかで、HSPというラベルが必要なくなっていったのだと思います。
学ぶだけでなく、日々の実践があったからこそのことでもあります。
しかし、実践するためには自分の心を健全に守ったり、自分の心を受容する力を養うことが不可欠なので、まずは知識を入れて少し自分自身を見る視点を変えてみるのがいいんじゃないでしょうか。
HSPではなくても、生きづらさを感じている人にとって、きっとヒントになる本なのでぜひ読んでほしいです。
わたしはもう自身をHSPと自負していませんが、この本を手放すつもりはなく、読み返しながら人生をなんとかしていこうと思っています。
思考の苦しい癖が強く残っている部分もあり、生きづらさを感じる場面は多々あります。
試行錯誤しながら生きていかねばなりません。
わたしはわたしが大嫌いでしたが、いまのわたしは好きです。
イルセ・サン著『鈍感な世界に生きる鈍感な人たち』の内容を用いながら、かつての自分を振り返りつつ、HSPの特徴についていろいろと考えていけたらいいな、と思います。
今後、その内容をnoteにまとめていきます。
よければお付き合いください。あわよくば、わたしと似た苦しみを背負う人が、少しでも生きやすくなるヒントになれば嬉しいです。