(うつ病・復職日記)小さなストレスを放っておかない
2度目の復職後に書いています。
体調不良に陥り、通院、休職、休養、リワーク通所、復職/社会復帰まで。
置かれている状況、要する時間、使う制度、支援してくれる人、環境。全てが誰ひとりとして同じことはないと思います。私の場合、2度の休職を経験してますが、その2回ですら何もかもが違った。
その中で、印象に残ったことを振り返ります。
忙しいを理由にしていた
出社が普通だった頃、テレワーク主体になった頃、どちらにも共通して言えることがあります。それは、
毎日、面倒に思っているけど対処しない
ことがあること。
それは些細なことなのです。すぐやれば、すぐ終わること。でも、億劫。忙しい。優先度が高いことが他にある。または、疲れ果ててそんな気になれない。
対処しないので、毎日 小さなストレスを感じている。そんな日々を過ごしていました。
ストレスマネジメント講座の議題
以前まで、リワークに通っていました。そこでは、様々な学び、経験ができます。そのうちの一つに「ストレスマネジメント講座」がありました。
ストレスと どう向き合うか。座学を中心に行いつつ、個人ワークしたり、グループワークという名の雑談を参加者同士で行ったりします。
ある日のワークのお題は「身近に感じる小さなストレス」を書き出す、というものでした。そこで私が書いたのうちの 1つが、
「この教室の壁掛け時計の時間が2分、遅れている。」
でした。
手元の時計は時刻がズレることはありません。
講座は部屋にある壁掛け時計の時間で進みます。「休憩時間は、あの時計で 14:30まで」といった具合です。頭で遅れの 2分を考慮して休憩に入ります。
言うほどストレスではないけれど、小さなストレス。正確な時刻になっているに越したことはありません。
それを発表した直後、講師の方が時刻を直して下さったのは言うまでもありません。ありがとうございます。
フォルダ構成を整え、置物の位置を移動させる
ふと、そんなことがあったなぁ、と思い出す。
すると、復職して数ヶ月経過した今、毎日、小さなストレスを感じていることがあるじゃないですか、と私の意識の中に入ってきました。
なんてことはないのです。でも、小さなストレス。
何故、放置していたのだろう。自分でも分かりません。
Eメール。一部のメールは読んだ後に特定のフォルダに移します。パソコンで移動する分には面倒がないけれど、スマホで操作する時に画面を少しスライドする必要がある。
仕事用の机。ライトがあるのですが電源操作する所に置物がある。毎回、ちょっとずらしてライトをON/OFFする。置物はなんとなく、そこが定位置でした。意味はありません。
「フォルダの表示順を変えれば良いよね。置物、ここじゃなくて良いよね。」
こうして私は、メールフォルダの並び順を使い易いように並べ替えました。なんとなく置いてあった置物は邪魔にならない所に移動させました。
とてもスッキリ。とても快適。という程でもなく普通の状態になりました。
本当のストレスは別にある。かも
Eメール環境や、机の上を片付けたことで気分よく作業ができるようになりました。
ここで、またふと思った。
「なんで今更、そう思ったの?」
好きでメールフォルダの設定をした。好きで置物を置いた。多少「とりあえずここでいっか。」といった気持ちはあったけれど、ヨシと思ってた。でも、今になって小さなストレス群に昇格。なんでだろう。
答えは分からないのだけれど。
復職して数ヶ月。多少なりとも、やらなきゃいけないことが出てきた。自分から望んだことをやってるだけ。とはいえ、期限がある、責任がある。
こうなるだろうと、リワークや復職訓練で少しずつ慣らしてきたつもりだけど、やはり実務となると受け止め方が全く違う。
心当たりの業務がある。そんな大変なことはしていない。少なくとも、業務負荷の配慮がされている。私が私の上司だとしても、私の経験値を考慮すれば、同じ判断をすると思う。
だけど、その業務に対して、ちょっとストレスを感じているのだな。
気がつけて良かった。
それなら、身近な小さなストレスは放っておけない。そこでストレスを感じている場合じゃないのです。
一方で、業務に関するストレスは多分、私にとって良い方のストレス。私の成長に寄与してくれるストレスのはず。
そう思って、このストレスを抱えながら、毎日の発散やケアを忘れずに、無事にクリアしてやるぞ、と思ったのでした。
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