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(復職日記)小さな一歩は大きな一歩

 2度目の復職後に書いています。

 体調不良に陥り、通院、休職、休養、リワーク通所、復職/社会復帰まで。
 復職後の生活での気づきを書いてます。たまに休職中のことを思い返したり、リワークでの学びも書きます。


空気のように当たり前にやっていた業務

 業種・業界によっては有資格者がいないとできない事業というものがあると思います。

 私が所属している組織にも資格取得者が何名以上、が必須条件となる事業がります。

 以前は率先して、当たり前のように資格取得に向けた取り組みをしてました。通勤退勤時の電車の中が主な学び場。テキストや問題集を読み込みます。

 往復で3時間以上。程よい勉強時間を確保できました。

 いま思うと、この時間はリラックスしたり気分転換したりできると良かったのだと思います。深夜の帰宅が多かったので、せめて移動時間くらい気を抜いても良いのにね。

 当時の私に、今の私が書いた記事を読ませたいです。勤務後のストレス発散は大事だよ、と。

今は集中できない時もある

 復職して少し経過したタイミングで、新たな事業計画が進み出しました。それには、何種類かの資格取得者が必要、とのこと。

 そこで私は以前のように「取得しますよ」と申し出ました。

 正確に言うと「少しでも "組織貢献できる何かが欲しくて" 取得しますよ」と申し出ました。

 正直、焦りがあった。復職できたのは良いものの、何の役にも立ててない。少なくとも、私にはそう感じてしまう時がある。実際に誰かに言われたことはないのに。

 何にせよ、資格取得の取り組みを夏からやってました。

 だけど集中できない。全然、読み進んでいない。同じ所を何度も読んでいる。

 衰えなのか、1年以上の休職ブランクの影響なのか。以前よりも集中できなくなっている、と考えました。

 考えの悪いクセが出ていました。価値判断をしている、結果、自分で自分にストレスを与えている

ふと気が付く、内容がつまらないだけ

 「一旦、待とう」

 自分に言い聞かせました。

 休憩の頻度を増やします。一回の小休憩をプラス 5分、長くする。

 あまり価値判断をせずに、自分の感情に優しく寄り添ってみました。私はこの取り組みにどう感じているのか。

 冷静にドキュメントを眺めて、ふと気が付く。

 「内容がつまらない。かつ、文章が分かりにくいだけだ。」

 焦りもあって申し出たのは良かったのだけど、正直、私にとって、あまり面白い内容ではなかった。リハビリ(?)がてら良い学びになると期待してたが違った。

 それに気がついてからは不思議とペースアップできました。良いか悪いかは置いておいて資格取得を最優先。理解を深める作業は後回し。

 良い子ちゃんになろうとしてた。それよりも、今の私には「できた」という成功体験が必要だと思ったのです。

小さな一歩、だけど私には大きな一歩

 夏から継続していた資格取得の取り組み。
 それがようやく身を結び、試験に合格。資格取得ができました。

 こんなことは書きたくないけれど、難易度はさほどではありません。そして、業務全体を考えると優先度は高くないのかも知れない。

 だけど、必須。やや理不尽な位置付けの業務です。必須事項なのに低優先と思われてしまいがちな業務だから。これはこれで、どうかと思いますけど。

 そういう意味で、他者評価的には小さな一歩。
 それでも、私の取り組みによって必須要件が一つ、満たされた。私にとっては、大きな一歩です。

 私は多分、自分を褒めてあげるのが下手だ。

 だから、胸を張って。自信を持って。意識的に。
 「復職早々に大事な役割をしっかりこなせたね。よくやった。ありがとう。」
と、自分を褒めてあげようと思います。

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