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雨の夜の指定席

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2023年12月の記事一覧

The Super Mario Bros. Movie

おなじみのマリオとルイージが大冒険。 始めに言ってしまうと、大人が観るにはしんどいくらいのベクトルの角度で子供向けです。 マリオブラザーズとマリオカートのプレイ経験がないと、仕掛けられたゲームとリンクする演出や小ネタに気付けず、100%楽しむことは出来ないと言って良い。キャラはそれぞれ生きているが、海外ライクな表情と動きなので好みがわかれるところですが、私はユニバーサル・ピクチャーズが制作してくれて良かったなぁと感じましたね、日本制作ならもう少しテンポが悪くて中だるみがあっ

M3GAN/ミーガン

楽しみにしていたので、情報を断っていた作品。 ただ服を着ただけで似てもいないしデカいという訳の分からないミーガンのコスプレがXに出てきてうんざりする日々を何とか乗り越えて、やっと観る事が出来ました。 ちゃんとホラーしてましたね、AIチャッキーとはまた違う怖さの演出がとても良かったと思います、これは日本語吹き替えで観たら笑っちゃうんだろうなぁと感じた。 物語は単純でわかりやすく、AIが徐々に暴走して行く様を丁寧に描いているけれど、CPU関係に興味ない方は専門用語も出てくるの

65/シックスティ・ファイブ

どこかで見たようなシーンが満載で、既存感をとても感じた作品でした。探索が終始地味なのでハラハラもドキドキも小さい。 決して面白くないわけでもなく、画面が地味だけど行く末が気になるのですが、結果的に目立ったクライマックス展開でもないので、観終わっても人に説明するのが困難なほど何も残らない。 エイリアンとジュラシックパークを煮込んでセンター・オブ・ジ・アースで整えましたって印象。 あれだな、近未来的な武器と恐竜の相性が良くない気がする。

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト

大好きで大ファンなシリーズ、今回もまた『復讐劇』なのですが、麻薬王レイエスの息子です。でも単なる悪党ではなく、キャラクターが実にいいですね、腹も立つけどなんだか憎みきれないいいキャラクターです、役者さんのジェイソン・モモアさんがほんと素晴らしい演技をしてくれています。 このシリーズはちょいちょい中だるみがあるのですが、今作は無し!テンポが最初から良くてまさにロケットスタート!そしてずっとクライマックス!終始クライマックス!鳥肌立ちまくりの長い魅せ場は呼吸するのを忘れる程凄く

ねばぎば新世界

『ひとくず』がとても気に入ったので、上西雄大さんを検索したところ、この作品を発見。 なんと『どついたるねん』で好きになった『赤井英和』さん主演で一緒に上西さんがでとるやないかい! と言うわけで上西さんが俳優として主演を張る一方で監督迄やったお得感感じるこの作品を観ることにしました。 『ひとくず』は昭和の暗い部分が前面に出ておりましたが、こちらは昭和の『いい意味でアホな部分』が出ているように感じました。 圧倒的な上西さんの『こういう奴いるわ!』的な嘘臭くない、素のようになり

ひとくず 新ディレクターズカット

最高にして最悪の脚本に拍手を贈りたい。 こんな映画作っちゃダメだろ、涙が止まらなくなるでしょ。 虐待やネグレクトをテーマにした作品は多いものの、この作品は自分と同じ境遇の子供を救おうとする、それもありがちな展開だが、この作品は更にその母親をも救おうとする、何故ならその子供の母親の子供の頃も、強盗に入った主人公と似たような境遇だったからだ。 主人公はいい大人なのに、出会う人出会う人に罵声怒声を浴びせ、気に入らなければ直ぐに喰ってかかる狂犬のような男、画面的には観ていて寒くなる

再生

『キングスマン』マシュー・ヴォーン最新作『ARGYLLE/アーガイル』予告編

映画『キック・アス』『キングスマン』シリーズのマシュー・ヴォーン監督最新作。主人公は、ベストセラースパイ小説「アーガイル」シリーズの著者エリー・コンウェイ(ブライス・ダラス・ハワード)。至福の時間は猫のアルフィーと自宅で過ごすことというインドア派のエリーだが、諜報部員のアーガイルが世界的スパイ組織の存在を暴くという新作の内容通りのことがたまたま現実でも起こってしまい、“秘密を知る者”として殺人部隊に狙われることになる。エリーの護衛として、共に世界を駆け巡ることになる猫アレルギー持ちのスパイ・エイデンにはサム・ロックウェルがふんしている。 マシュー・ヴォーン監督作品のアクションは別格、寒気がするほどカッコよく、痺れる程に刺激的で官能的。

スイート・マイホーム

斎藤工さんが監督として製作したホラー作品。 ずーっと薄暗い『雰囲気映画』です、何か起きそうで起きない、見えそうで見えない、引っ張って引っ張って見せない、手法で言えば昭和のホラー。 とは言っても齋藤さんはドラマや映画をたくさん見てるし、実際出ている人だからカメラワークは良い、変に変わったアングルを狙って面白くなったりしておらず、顔のアップ→目が何かを見る動きをする→見た物はスマホだよみたいな感じでカットカットでわかりやすく演出してくれていると言うか、漫画のコマ割りの様で観やす

禁じられた遊び

いやぁ…見ていて恥ずかしくなる程の学芸会。 物語もペットセメタリ―をベースに創り上げた印象を受ける、なので既存感が物凄くてげんなりしたスタートを切ることに不安を覚える。 これを怖いと言える人が居るのならかなり幸せだと思う。 それは人の感じ方なので否定はしないけれど、私個人としてはびっくりするほど古臭い、カメラアングルや魅せ方も古臭い、今時のテレビドラマでももっといいアングルで映してると思う。合成っぽい映像も違和感が凄い。 古い作品で言うなら学校の怪談の方がアイデア満載で日

刑事物語

物凄く久しぶりに観ました。 昭和全開ですっごく心地いい画面とは裏腹に、辛く悲しいしんどい展開で胸が苦しくなる。更に内容がドギツイので今では民放で放送することすらコンプラ問題で不可能だろうと思います。キレた主人公は悪人をギッタギタにしますし、口も悪くなります、刑事なのに『ぶち殺してやる』なんて言っちゃいます、拳銃もバンバン撃って無駄玉も脅しに使うし、刑事が暴力で吐かせるし、まぁ個人的にはそこも含めて昭和だし、感情もむき出しで好きですけどね。 ハンガーヌンチャクがこの作品の代名

再生

【世界解禁】映画『マッドマックス:フュリオサ』US版予告 2024年公開

ついに来たか!!!