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雨の夜の指定席

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2023年7月の記事一覧

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド

最初はキャラクターに魅力が無くて、観るのをやめようかと思ったのですが、本家同様徐々に面白みを増してくる。とは言ってもやはり本家のキャラクターの濃さには敵わないので少し薄味ではある。 それを補うようなスピーディーな展開が次の一話へと手を伸ばさせるのは上手いなぁと感じる。残念なのは本家よりも簡単に仲間が死んでしまう事。もっともっとキャラクターに印象付けさせてからのほうが良いのにと感じるのだが、それはそれで展開を考えれば正解なのかもしれない。 荒廃した世界的にはこう言ったサラッ

シン・ゴジラ

完全に「食わず嫌い」でして、今の今まで観てませんでした。 先日やっと観たのですが、思っていたのと全く違いました。 それは良い意味で・・・です。 ゴジラが出たー!大暴れ―!!! ではなく、正体不明の生物に対し、慌てふためく総理大臣以下、閣僚、その他の機関の人々、その中で色々と作戦を考え、実行しようとするが、そう簡単にも行かず、ミサイル発射命令だけでも何ヶ所も経由してやっと発射されるという始末。 そんな国のややこしい部分も見れてとても興味深くて面白い。 そんな中でもキャラクタ

バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版

都合よく展開されるシナリオなので、シャーロックと聞いて謎解きを期待してはいけない。 謎解きよりは『実はこうでした』の連続ですから、長いドラマを見ると思っていただければ良いかなと。 よくできたドラマって印象

狂覗

狂覗・・・なんて読むのかと思ったら『きょうし』なんですね。英語で書いてるけど。 観る人が観れば、いわゆる『胸くそ悪い映画』なのでしょうけれど、私的にはそこまで胸くそではありませんでした。 覗き見してる教師を観るって感じが終始続く、基本的にはやたらダラダラした感じはあるし、後出しじゃんけんみたいな展開なのでつまらないと感じるかもしれませんが、オチまでの我慢です。 そこが救いでした。

その消失、

韓国作品の香りがする画面。 たらたらと心情を主人公の声が画面の後ろから語って来る。 それはいいけど語りすぎな感じがしました、もう少しぶん投げて、あとは観る方にお任せしますって方が私は好きでしたね。 主人公も終始だらっとしてる。 演出なんですが好きになれない、だらだらすんな!って思っちゃう。 そんなんで刑事できるわけねーだろ!記憶障害でしょう?ってツッコミ入れちゃう。そんなこんなで中盤でギブアップしそうになりました。 断片が繋がって来る後半から盛り返しますが、私にとっては時

半狂乱

私にはグランプリを獲得する『良さ』を理解する事、見つけることが出来ませんでした、何かあるか?何かあるだろう?と1時間47分を過ごしてしまいました。 個人的には『よくわからない』と言うのが率直な答え。 いやわかるんですよ、わかるんです言わんとすることは。 でも私としてはあまり追い詰められて犯罪にというその『追い詰められ感』を感じなかったので、そこら辺をもっともっとダーティーに描いて、ひでぇなこりゃ・・・って感じたらクライマックスもドーンとテンション上がったと思うんですよ。

ミート・ショップ・オブ・キラーズ

面白くないわけがないジャケ写ですが、一歩及ばず。 こう言う作品ってぶっ飛んで貫いて欲しいんですけど、なんだかゴア表現が躊躇してちょっと隠した方がよくね?みたいな媚びを感じる。もし売れたらこのシーンは過激になりすぎるだろ?みたいなものが見え隠れする感じ。 残念だったなぁ、面白くなりそうでずっと平行線でした。 物語も展開も悪くないんですけどね、爆発力がゼロでした。 いや、爆発せずに終わったって印象です。

エスター ファースト・キル

2009年製作の前作では当時12歳で同年代のエスターを演じたイザベル・ファーマンが、25歳で少女エスター役を再び演じているので、さすがに違和感があると言うか一作目より大人なエスターの顔になっている、ここはまぁファンなので寛大な気持ちで許すとする。 一作目を観た人へのプレゼントのような感覚なので『わかってるよね?』って前提で物語がサクサクと進むのは若干不服ではあるけれど、逆にこの方が観やすいのは確かである。 なんとなく『チャッキー』の2を観るような印象です。 ただ、一作目

火花

最初は『ん?こんなもん?』って感じる程普通でした。 この手の『会話の面白さ』は品川作品の方が私は好きかな。 得意の『前評判が高かった』って奴かと思って、結構ダルダル加減で見ていたのですが、クライマックスが凄かったですね。 ラストの漫才ステージは本当に凄かった。 きっとやるだろうと予想はしていたけれど、胸に来るものがありました。私も大きなショックを受けて絵を描く事を止めたことがあるので、それと重なってしまって心が握りつぶされる思いでした。 共感ってこういうことなんだろう。

スロータージャップ

こんなのジャケ写で鑑賞確定でしょ。 なんか映し方や俳優さんに見覚えが・・・と思ったら『ハングマンズノット』の監督さんでした。あー・・・なるほどね、じゃぁ『ファミリー☆ウォーズ』もだね。 そうとわかれば私の好きなジャンルです。 でも残念ながら前半はグダグダな感じでスロースタート。 あまり引き込まれないので止めようかと思いました。 中盤から『あれ?』と言う展開になり、『なるほどそうか』となってゆくあたりは前半の我慢の甲斐がありましたね。 とは言うものの、さほどバイオレンスで

14歳

うーん・・・・ リアルと言えばリアルなのだけれど、全体的に病んでる感が強くて、画的に飽きてくる。こういう静かに進む作品は好きなのですが、この作品の静かさは私が好きな感覚とは違いました。 『よくわからい』というのが結果的にしっくりくる言葉かな。 あくまで個人的にですが、もう少しメリハリあってもいい気がしましたね。何かありそうで全くなく、そのまま終わったって印象でした。 少なくとも私の14歳は闇と嵐が入り乱れて、毎日がハリケーンでしたからね、こんなネガティブで悶々した日々では