フィアー・ザ・ウォーキング・デッド
最初はキャラクターに魅力が無くて、観るのをやめようかと思ったのですが、本家同様徐々に面白みを増してくる。とは言ってもやはり本家のキャラクターの濃さには敵わないので少し薄味ではある。
それを補うようなスピーディーな展開が次の一話へと手を伸ばさせるのは上手いなぁと感じる。残念なのは本家よりも簡単に仲間が死んでしまう事。もっともっとキャラクターに印象付けさせてからのほうが良いのにと感じるのだが、それはそれで展開を考えれば正解なのかもしれない。
荒廃した世界的にはこう言ったサラッと仲間が死んでしまう方が良いのかもしれないのですけどね。本家よりも仲間の繋がり、絆が薄い感じがしますね、だから死んでも「あらま」って感じなのかもしれない。
本家に比べると生存者がそれぞれわがままで、少しアホ、そのせいで何度もピンチに陥る、その繰り返しで少しづつ学んでいく様子も描かれているので、そこはとても良いですね、本家と違って必死過ぎる圧倒的リーダーが存在しないってのも展開が早い要素の一つなのかも。本家ではリックがリーダーである重圧に悩み苦しむシーンがズルズルと語られており、それはそれで凄く大事ではあるのですが、展開が遅いと言って離れた人を作ってしまった要因でもある。そう考えるとこちらはライトで観やすいと言える。
心の葛藤があまり深く描かれていない=展開が早い
という事なのでしょう、それがいいかどうかは観る人が決めるとして、私はこっちはこっちで「面白い」と感じて見続けています。
一番残念なのは「悪党がショボい」事かなぁ。