「クリエイターEXPO」初出展の覚え書き(搬入日まで編)-2023/12/5-
前置き
どうも。イラストレーター/漫画家のスタジオ葉山です。
公式サイト
何に幾ら掛かったかは、既に色々な方が紹介していて、(人によって違うけど)平均額は調べれば判るのと、毎年出展料も上がり続けている様なので割愛、
基本的にはネットで調べたのに漏れていた情報を自分用の覚え書きとして残しておこうと思います。
配送した物・持参した物
クリエイターEXPOの為に用意したのは、
①メインのビジュアル(今回はタペストリー)
②パンフレット
③名刺
が主な物です(小道具などは別として)。
この内、宅配で送ったのは
②パンフレット( 中綴じ冊子 左綴じ 8ページ A4 オフセット印刷 表面加工なし 両面カラー マット紙(マット) 標準:90kg)
=500部 <¥19,970 +送料¥0+消費税¥1,997=合計¥¥21,967>
③名刺(両面カラー マット紙(マット) 220kg
=500部 <¥2,05 +送料¥500+消費税¥256=合計¥2,813>
…両方、元々ラクスル(株)さん。名刺は元々そこで発注していたので過去入稿したデータで増刷。
冊子が届き、開けた時の段ボールの空き具合を見て「名刺も一緒に入れた方がいいな」と判断。
それでも空間ができるので、冊子を立てる為のアクリルスタンドも同梱しました。
タペストリーでも何でもそうですが、発注前に候補の印刷会社全てに
会場…というか東京ビッグサイト 東ホールの自分のブースに
置き配をしてくれるかお尋ねしていました。
運営の出展要項に「※置き配などご希望の場合は、ご自身で宅配業者へご相談ください。」と記載があった為です。
特に重視したのはパンフ(冊子)を発注する会社です。
事前に調べた限り、最悪タペストリーと名刺は持参できると考えたからです。
(ビッグサイトは大多数の都民でも乗り換えが面倒な場所にあると思いますが、自分の場合、割とアクセスしやすいので)
自宅でポートフォリオを印刷するのと大違いで、
冊子レベルの物を発注するのが初めての自分がネット検索したり過去の参加者を参考にして上位候補に上がったのは(株)グラフィックさんでした。
あと大判印刷(タペストリー)は
プリオさんと、No.1幕さん(両方とも社名ではなくブランド名?)
で、前者はやたら好感度高かったのですが今回は後者にお願いしました。
プリオさんは何かと懇切丁寧な印象で、初出展の身としては
色々相談しやすそうだったのですが、商品が多彩な割には途中で大判印刷専門と気付き意外でした。
できれば大判も冊子も同じ所に発注したいのが人情ですが、過去の出展者達が各々別の所に発注していた伏線が回収された感じでした。
(それ言ったらNo.1幕さんもですが社名イメージとかが大きいので)
上記の全て(ラクスルさん含む)に、ブースへの置き配が可能か問い合わせた結果、基本的には保証しないといった返事が異口同音で返ってきました(2023/秋の時点)。
余談ですが「刷ったもんだ」という印刷会社を舞台にした漫画が連載していて、
「同人誌は会場まで配送する」という描写があったので可能と思ってました。
会社によるんですかね。
なので、①②③の全てを一旦自宅に配送してもらい、タペストリー以外を
クロネコヤマトの宅急便で会場に送りました。
その時点まで忘れてましたが、クロネコメンバーズには登録済だったので、
ネットの集荷申込みで簡単に自宅まで受け取りに来てくれます。
総合的にこれが一番安く(重さ次第のはずですが一箱=¥1,790)効率が良かったですね(自分は)。
なおタペストリーの詳細は
=1枚(完全データ入稿注文トロマット(布) 縦 180 cm X 横 130 cm // 袋縫い加工・上, 下 - 1.5cmのパイプ用サイズ PVCパイプ(アイボリー色) : 1セット (@700円))
<¥5,540 +送料¥500
…なのですが、初回注文なのにいきなり「1000ポイント割引」が使えるとの事で、税込みで=合計¥6,203>
でした。
大きいですが梱包としても筒状に丸まっているので、電車内に持参するのは問題ありません。
よく弓道の道具を持って電車に乗る人達がいますが、大体あんな感じ。
なお、運営の提携業者へ依頼するのが最も間違いや手間がないのは明確だったのですが、経験者の方のブログなどでも費用対効果として高額すぎるので
(自分は)選択肢にありませんでした。
開催前日の搬入日
さて、年始にクリエイターEXPOに出展の契約をしたもののキャンセルすら考えるほどに、その頃も忙しいかも知れないと考え、①②③各々を早めに発注。
(といっても冊子に実績として載せたい書籍の発売日がまだだったので早過ぎてもいけませんでしたが)
とにかく今取り掛かれるタスクは一つでも消化したいので、(しかも自宅に置いていても意味は無いし)発送だけしておきたいと考えました。
ただクリエポ開催まで何週間もあるけど、「どれくらい前から集荷を受け付けているのだろうか?」と疑問が湧き、確認。
クロネコのFAQによると、
「集荷希望日は、何日前から指定できますか?」に対し
「集荷希望日の6日前から、依頼できます。
≪例≫6月7日が集荷希望日⇒6月1日から依頼できます。」
(※ネットと電話で異なる)
と記載されていました。
「配送希望日」と「集荷希望日」の違いをよく考えなかったのですが、
12/5が搬入日なので6日前からという事で11/29に集荷に来てもらいました。
後で調べたのですが、
「お届け希望日はいつまで先の指定ができますか?」に対し
「発送日の翌日から、7日以内(発送の翌日を含む)をご指定いただけます。」
という項目もあったのですが、
タイトルが「受け取り日時変更」のFAQらしいし、
もし次に頼む時も6日前からの方が無難ですかね。
さて、クロネコヤマトの宅急便で会場のブースに置いておいてくれるのはネット各所の情報で知っていました。
開催前日の出展者本人の会場入りは13:00からですが、
宅急便はブース番号と名前を宛名に書いて午前中指定。
ネットの集荷申し込みの備考欄には「本人不在でもブースに置いてください」
と記載しておきます。
これで会場に着いた時には宅配の方が届けて置いておいてくれます。
が、運営からの情報の中に「クリエイター用 搬 入 出 車 輌 証」なる物があった事を搬入日前日にぼんやり思い出しました。
例えば出展者も来場者も、事前に登録してバッジ(入場証)を首から下げている必要がありますが、それの搬入時バージョンでしょう。
「まさか許可証みたいな物が無いから荷物を届けられない」なんて事態にはならないよな?
…なんて事も頭をよぎりましたが、杞憂でした。
(名称からしてクリエイター用となっていますし)
要は気にし過ぎなだけでしたが、
過去の参加者でその辺に触れている方がいらっしゃらなかったので、
傭兵かの様に常に最悪の事態まで想定してしまう自分みたいな方(いるのか?)
の為に書き留めておきます。
設置作業
会場に着いて、ブースに荷物が届いているのを確認しました。
ヤマトの伝票番号での追跡で配達終了しているのを見てから出発したのですが、
集荷予約の方の画面でお届け完了eメール設定はしていたのに送られなかったのだけは謎のまま。
それはさておき実作業として、まずはブース壁面の上辺にS字フックを掛けて
タペストリーのポールから出ている紐を掛けました。
紐が長過ぎたので、タペストリーが想定より低い位置に設置されてしまいました。
なのでS字フックの幅を左右限界まで広げ修正。
大は小を兼ねるので短いよりは良いですね。
脚立を借りようと、係員さんに貸出場所をお尋ねしたら入り口周辺だと教わりましたが、看板などがある目立つ入り口(入ってきた所)ではなく、複数ある入り口の小さい方でした。
別の言い方をすると駅から遠い方で、探そうと思わないと気付かない様な場所。
受付で名前や電話番号などの項目を記載しながら、レンタル料を尋ねたのですが、
無料でした。
1分しか使わないのに1000円くらい取られる覚悟だったのですが、
逆に言えば他の事はなんでもかんでも相場よりも高い料金が発生するイメージが、
今まで公式の資料を見ていた限りはあったって事ですね。
値段はともかく、
例えばメールやバナーでは「展示会活用ガイドブック」と書いてある物が、実際のページは「展示会活用マニュアル」という記載だったり、
全体的に不親切だったり粗が目立つのでシッカリして欲しいところです。
これは過去に出展していた方も言っていました。
(この辺も実は書き出したらもっと重大な事があったのですが、愚痴に終始してしまうので割愛)
今まで出版した書籍を6冊飾るとして、
ひな壇陳列ディスプレイ 幅470mm ホワイトカラーダンボール(470タイプ 棚5段)、…こういう什器、探せば色々と見つかります…
を組み立てましたが、机の狭さを甘く見ていましたね。
これと冊子&名刺を置いたら机が埋まってしまうので、
陣地をはみ出ない程度に机の左下にしまいました。
持参する本は2×3段を想定していて、次回に出展するかは未定ですが
これからも増える予定なので3段じゃなく5段を購入したのですが
…それどころではなく、左右幅が広過ぎました。
自宅からブックエンドを持ってきて背表紙だけ見せる様にした方がマシかと思いました。
元々「資料本の特定のページを見開きで固定するストッパー付きスタンド」も持っているので、特に見せたい本はそれでアピール。
なので、ひな壇は初日に持ち帰り。
ただ3段だったらほぼ真横向きにすれば机に乗ったはず。
(表紙も担当した書籍は2冊で、他は隠れても構わないし都度都度過ぎますね…)運営が推奨している縦4段のラックなら机の脇に置けるけど、
パンフ用だから下の方は見てもらえず、同じパンフを盛って陳列する目的のはずですが、そういうのを使っている方もいました。
上述の「タペストリーが左に寄っているのはわざと」という事にも繋がりますが、
メインビジュアルですらお客様が見る時間は1〜2秒とか言われているのに、
しかも自分が表紙を担当していない書籍も混ざっているのに…という事で、
全部見せなくても良いなと捉えておきます。
書籍は興味を持ってもらって商談に入ってからの段階で「これを担当しました」とアピールできる物とも言えるのだと、著名な過去参加者も仰ってますし、今回はそういう事で。
40ページのポートフォリオも持参しましたが、それもパンフを渡してなお
興味を持たれたら順次案内していかないと、お客さまにとって意味があるかわかりませんからね。
なお出展者が椅子に座るとタペストリー下部中央の「子供向け・学生向け」という文字が遮蔽されるので、限界まで左に寄せました。
その下にもっと細かい字で書いてあるのは実績です。
「いや、隠れるとか以前に読めないだろ!この小ささは何だ!」
と突っ込まれそうですが、
全員に見せる必要はありません。
興味を持ってもらった人が絵の次にチラッと見て、
「小さくて読めないけど実績が色々と並んでるんだな」程度になる事自体が目的。
実績はパンフにも載せてますし。
左下と右下の絵の隙間のスペースを埋めるにはこれ以外に選択肢が無かったとも
言えますが、別途タペストリーの縦180 cmというのが長過ぎる問題があります。
ただ幾ら自由に指定できるとは言え、A4やB4サイズと同じ縦横比率にしたくて
こんな結果になってます。
縦を短くして比率を保つと、現在の 横 130 cmより幅が狭くなるので、
それはそれで壁面幅を有効に使えない事になるし
上半分の絵だけじゃ寂しいしで、あちらが立てばこちらが立たず。
今回の善後策はこれだってだけです。
なお「ご自由にお取りください」の紙もこんな高さは不要で、
折れ曲がりにくくする為にも「ご自由にどうぞ」が正解だったな、と他の方の例を見て気付きました。
書籍とiPadは搬入日ではなく初日に持参しました。
パンフも本当はロッカーに預けて開催日にブースに移動する方がセキュリティ上もリスクは減りますが、性善説というか、恨みを買った覚えもないし、
物理的にあんな重い配布物の大部分を取る様な理由は事はないだろうと。
周囲の出展者の方もそんな感じ。
初出展の割にはネットの情報のおかげでほぼ滞りなく準備完了。
次回は(開催期間編)です。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
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