インサイドセールスに出会った
「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ11回目。社会人になり多くの時間と情熱を注ぐことになったインサイドセールスとの出会い編です。
いつも心に辞表を!
めでたく入社式を迎えることになり、新入社員から挨拶する場面がありました。ずらり一列に並び、私は真ん中くらいの番でした。自分の順番が来るまで何を言おうか思いを巡らせていると、ある言葉が浮かんできた。それは、「いつも心に辞表を! 」でした。
今日は入社式なのに「辞表とは何ごとか?」と自分で自分にツッコミを入れました。でも、どうしても言いたい。だってそれが私の素直な気持ちだから。「おいおい待てよ、入社早々、不思議ちゃんのレッテルを貼られたいのか?」「ここは無難に、殿御乱心をー」と止めに入る家老の気分になりました。
これまでの人生も協調性ゼロで、普段は場を読まない私でも、さすがにこの日は違いました。何せ生活がかかっている。ここまで出かかった言葉をグッと呑み込みました。
ちなみに、この意味は2つの決意の表れでした。一つは、会社に必要とされなくなった時は決してすがることなく辞めていく覚悟で臨みたいという決意です。もう一つは、どんなに居心地が良くても自分にとって相応しくない、成長できる場所ではなくなったらサッサとやめることを自分に誓う言葉でした。
インサイドセールスとは
さて、配属になった部署は、マーケティングとセールスの間にあるような仕事で、ダーゲトパーソンである設計者を管理したデータベースを使って、営業プロセスを分業し、効率的に見込み客をつくることがミッションでした。具体的な業務としては、メールコミュニケーションとテレセールスを主軸としたナーチャリングというものです。
これには、一瞬、嫌な予感がしました。大学4年の時、某通信会社のテレアポのバイトをしようと説明会に参加したのですが、なんとなくそのやり方に矛盾を感じ、採用になったものの半日で辞めたのです。それゆえ、電話=テレマ=矛盾という図式しか浮かばなかったのです。
幸いにも、その予感は的中しませんでした。電話という手段は同じでしたが、内容は似て非なるものでした。詳細に綴られた顧客データ、営業プロセスに裏打ちされた顧客セグメント、顧客のメリットを考えたプロモーション.etc
すでに仕組みが出来上がっており、見込み化されるロジックがしっかりしていました。これは、インサイドセールスというマーケティング手法の1つでした。最初はその仕組みをよく理解できていませんでしたが、日々顧客とのコンタクトを続けていく中で、その意味や効果を感じるようになりました。実際に、半年前は、あまり関係ないと言っていたお客さんが、「実は評価用にそちらのデバイスを使ってみようかと思っている」と言われた時は、ああこういうことなんだと腑に落ちました。
私は半導体のこともマーケティングのこともサッパリ知らなかったので、技術系の先輩や営業の同期から設計者はどんな業務をしていて、どんなニーズがあるか、どういう用途や状況で自社の半導体が採用されるのか教えを乞うて回りました。
新たなステージへ
1年経つ頃にはチームリーダーになり、3年経つ頃には、インサイドセールス部門の中核を担うようになりました。ちょうどその頃、このインサイドセールス部門のトップである部門長が、独立しコンサルティング会社を立ち上げるという話がありました。そして、私を新しい会社のメンバーに誘ってくれたのです。2001年1月のことでした。
この先の事は、少し前に書いた通りですが、私はこれまで内製でしていたインサイドセールス業務を外部のお客様へ伝えるコンサルタントの道に進むことになりました。
石の上にも三年。新たな進路を決めた私にとって福島は、盆と正月に義理で帰る場所でしかありませんでした。
(つづく)
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孫の手トラベルのFoodCampは、昨年、環境省の第7回グッドライフアワード環境大臣賞優秀賞を受賞しました。賞状には今、話題の小泉進次郎環境大臣の名が!
おとといは、郡山の企業の皆さまにお集まりいただき、祝賀会を開いていただきました。これには、理由があり、今までのFoodCampは、個人のお客様が対象でしたが、ツアーまるごとを貸し切り、福利厚生や新たなプロモーションとして、もっと企業に活用して欲しいと思ったからです。
震災という厳しい状況も潜り抜けてきた地元企業の力強さを、FoodCampを通じてもっと知って欲しいですし、魅力ある企業が福島にはたくさんあります。そんな企業をFoodCampを通じてプロデュースできるのでは?と思っています。
実際に祝賀会に参加された経営者の方から、「やってみたい!」というお言葉をいただき、企業さまとのコラボFoodCampも今年は実現するかもしれません。
■孫の手トラベル クラウドファンディング プロジェクト
最終日まであと10日。目標にまだまだ足りない!何卒ご支援よろしくお願いします。https://motion-gallery.net/projects/magonotetravel
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