Kの向くままにおススメ映画『ハスラー』短文紹介

【ビリヤードで人生を語る映画】　

『ハスラー』とは《勝負師》《イカサマ師》の事。
主人公のエディは、伝説級のテクニックを持ちながら、プールバーとかで下手なビリヤードをわざとして、「賭けをしよう」と言い寄ってくる相手をカモにするセコい奴。
「お前は落伍者だ」と言われるエディですが、彼がその落伍者から這い上がるまでのお話。ビリヤードで勝利する、という意味ではありません。人生においてです。
ただし、大切な人を失ってようやく目が覚めるという、割とありがちな男目線映画ではあります。

そんな訳で玉突きの映画に見えますが、核心は違いますね。Kのようにルール知らなくても大丈夫、人生の糧になりました（でもビリヤード好きは必観！）。

ゴードン ：「先日のゲームでは非凡な腕前を見せてくれた。才能がある。だが、何故負けたか解るか？人格に劣るからだ。才能は誰にでもある。私にもある。しかし、才能だけでは開花しない。人間的な内容でお前は彼の足元にも及ばん。」

↑  これね、ビリヤードだけでなく、全ての事に言えるのではないでしょうか？格好良くて深みもある名作でした。

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