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【読書感想】『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』



「 パンどろぼう、最大のライバル出現!?笑いと感動のパンバトル! 」




👑シリーズ累計320万部突破👑

著者:柴田 ケイコ
出版社:KADOKAWA



👀 読書感想 👀

『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』は、パンをこよなく愛するキャラクター「パンどろぼう」が再び登場する、楽しくて心温まるお話です。

前作で「世界一おいしい森のパン屋」と出会い、そのままパン職人として生きることを決めたパンどろぼうが、今作では新たな挑戦に立ち向かいます。

パンどろぼうが焼いた「ぶどうパン」が、何者かによってすべて盗まれてしまうという事件が発生し、物語は大きく展開します。

パンどろぼうは、自分が焼いたパンが誰かに食べてもらえることを心から喜んでいる存在です。

しかし、今回の事件では、お店は大盛況なのに、なぜか自分の焼いたぶどうパンだけが売れていません。

これはおかしいと思って売り場を見に行くと、なんとぶどうパンはすべて盗まれていたのです。

犯人は「にせパンどろぼう」と名乗るキャラクターで、パンどろぼうとは違って、一つではなく全部のパンを盗んでいってしまいます。

パンどろぼうにとって、これは非常に許せない行為です。

なぜなら、パンどろぼうは

「ふっくらやきたてをねらう。いただくパンはひとつだけ。いただくときはかんしゃをこめて。」

という自分なりのルールを大事にしているからです。

パンを愛してやまないパンどろぼうは、ただの泥棒ではなく、パンに対する深い感謝の気持ちを持っています。

だからこそ、にせパンどろぼうがパンを全部盗むという行動は、パンどろぼうの価値観を根本から否定するものであり、絶対に見過ごすことができません。

そして、パンどろぼうはにせパンどろぼうを捕まえるために作戦を立てます。

待ち伏せをして、にせパンどろぼうを捕まえることを試みるのです。

ところが、にせパンどろぼうも一筋縄ではいかず、シュールで意外な展開が次々と起こります。

特に、パンどろぼうが変身するシーンは笑いを誘います。パンどろぼうの愛らしい表情やコミカルな動きに、思わずクスッと笑ってしまう場面がたくさんありました。

物語が進むにつれて、にせパンどろぼうの正体が明らかになります。

にせパンどろぼうのロールパンのかぶりものや、おおきな前歯、丸っこい鼻づらなどの特徴から、なんとなくその正体に察しがつきましたが、やはりその正体が明かされる瞬間は驚きでした。

そして、にせパンどろぼうがなぜ同じパンばかりを狙うのか、その理由も物語のクライマックスで明かされます。

この理由がわかると、にせパンどろぼうに対する見方も変わり、少し同情する気持ちも芽生えました。

最後には、パンどろぼうとにせパンどろぼうの対決がどうなるのか、読んでいるこちらもドキドキしましたが、結末はとても心温まるものでした。

パンどろぼうの優しさと、パンに対する深い愛情が、この物語全体を通して伝わってきました。

そして、パンどろぼうとにせパンどろぼうが共にマスクを脱いだとき、物語は美味しい結末を迎えます。

お話の最後には、パンがただの食べ物ではなく、人と人とをつなぐ大切なものだということを改めて感じさせられました。

この絵本を通して、ぼくはパンに対する感謝の気持ちや、物を大切にする心を学びました。

パンどろぼうのキャラクターがとてもユニークで、最後まで楽しんで読めた一冊でした。

パンが好きな人や、面白いお話が好きな人にはぜひ読んでほしいと思います。

これからも、パンどろぼうの新しい冒険があれば、ぜひ読んでみたいです。


パンどろぼうの「パンを大事にする気持ち」って、ちょっとおかしいけど可愛いですよね。

この感想文を読んで、子どもがそんな気持ちをしっかり感じ取ってくれたことが嬉しいです…。

にせパンどろぼうとのやり取りも楽しかったようで、最後のあたたかい結末にほっとしたみたい💗

パンがこんな風に素敵な物語になるなんて、みんなも一緒に楽しんでくれたらいいなと思います😊


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



■ SNSでの感想





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付録:その他のおすすめ感想文



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