Photographing With, Vol. 6: 庶民に優しい高解像超望遠 Sigma 150-600mm f/5-6.3 DG OS HSM Contemporaryで散歩
こんにちは!Stroll & Snaps のリッキーです。
日常の中で出逢った魅力を撮ってます。
今日は、Sigma 150-600mm f/5-6.3 DG OS HSM Contemporaryについて、さんぽフォトグラフィーの視点から見た感想を書いてみます。撮影勉強中のノービスなので高度なことは書けません。おてやわらかに。
機材の質感
落ち着いたマットブラックが醸し出す重厚感がかっこいいです。TSC(Thermally Stable Composite)という熱収縮性の小さな複合材をバレルの素材として使用している、とのこと。金属的な硬い質感が左手に伝わってきます。
Sigmaのレンズに埋め込まれている製品系列のイニシアルのバッジ。悪くない。
ズームはスムーズです。スムーズさゆえか、自重でバレルが伸びるのを防止するロックがついています。
フィルター径95mm。95mmのフィルター、けっこうなお値段。。。
オートフォーカス
ほぼ全面的にオートフォーカスで撮っています。静音&スピード感あるオートフォーカスで、鳥の撮影が楽しくなります。フォーカシングの歩留まりは高いと思います。
マニュアルフォーカスはほぼ使いません。さんぽフォトグラフィー的にはオートフォーカスでこと足りてます。下の写真を見ると、"AF" と "MF" の間に、"MO (Manual Override) " の文字が見えます。「フルタイムマニュアルフォーカス」の機能を果たしてくれるモードとのことですが、これもほぼ使いません。左手はレンズ2kgを支えるのに使ってます(笑)
Sports ライン(Sigma 150-600mm f/5-6.3 DG OS HSM Sports)と比較すると、外観的には Sports ラインの方がマニュアルフォーカスにも気合い入れてる感じ。なので、マニュアルフォーカスにこだわるなら Sports ラインの方がいいかもです。
手ブレ補正機能
さんぽフォトグラフィーで心おきなく望遠端を使うには、手ブレ補正機能が必須です。この Sigma 150-600mm f/5-6.3 DG OS HSM Contemporary にはOS(Optical Stabilizer)という名称の手ブレ補正機能が搭載されています。効きます。
1.1km離れたところにある出口案内標識を手持ちで試撮影しました。空気のゆらぎは見てとれるものの、手ブレ感はありません。効いています。
ちょっとおもしろいのは、USB DOCKを使ってAF速度や手ブレ補正のパラメータをカスタマイズできる点です。サーキットの撮影などで威力を発揮しそうな機能です。もっとも、さんぽフォトグラフィーではデフォルトでもいけます。
35mm判換算960mmの快感
APS-C機につけると、35mm判換算240-960mmのレンズとして機能します。400mm(35mm判換算640mm)あたりのところからさらにグッと寄れる感がすごいです。けっこう快感です。
描写の質感
広角端から望遠端までしっかり解像してくれます。さんぽフォトグラフィーレベルとしてはすごい描写です。写実感が気に入っています。
下の月は、撮影した原画(6000x4000)の約20%(2222x2222)をクロップしたものです。
データ
さんぽフォトグラフィーの時にちょっと気になるデータをあげておきます。
焦点距離 150-600mm
開放絞り値 F/5-F/6.3
最短撮影距離 280cm
最大撮影倍率 1:4.9
重量 1,930g
フィルター径 95mm
望遠端での開放絞り値はF/6.3になります。
リッキーにとって魅力のレンズか?
600mmのレンズって、リッキーのような市井の民にとっては簡単に買えるものではありません。そういう中で、この Sigma 150-600mm f/5-6.3 Contemporary は、(決して気軽に買える価格ではないものの)価格的にも画質的にも勇気と希望を与えてくれる(笑)レンズです。
このレンズに出逢ってから、うちの界隈に住む鳥を被写体候補として見るようになりました。連続撮影や動体撮影に強くないEOS Kiss X8iにつけている&リッキーの撮影技術の問題で、なかなか「すごい瞬間」を撮ることはできません。でも、散歩で鳥に遭遇した時には「600mmつけてきた甲斐があった」的な気分になります。いまや散歩に欠かせない一本、魅力のレンズです。
先日、このレンズを担いでいるタイミングで念願のかわせみに出逢いました。ISO高くて画質よくないのですが、1枚。
Tamron 150-600mm f/5-6.3 Di VC USD との比較については、下の記事が参考になります。
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