入社から半年のモヤモヤに、自己理解と時間管理の効能(自己理解編)
今年の4月入社の新卒や新入社員の皆さん、入社からまもなく半年がたちますが、いまどんな気持ちですか?
現在の自分自身の満足度、仕事の充実度、日々の納得度はどれくらいでしょうか。
いま考えながら、ハッキリと不満があるわけではないけど、引っかかるものやモヤモヤする気持ちがあって70点以下をつけた、という方はぜひこのnoteで紹介する自己理解と、次のnoteでご紹介予定の時間管理について、一緒にやってみていただけたらと思います!
内なる充足を求めて人は転職を考える?
マイナビ転職による「2022年4月に入社した新卒にテレワーク状況や会社への帰属意識、勤務先での働きがいに関する調査」で興味深い調査結果がありました。
2022年4月新卒社会人を調査対象とした同年6月頃のアンケートで、つまり入社2ヶ月時点での声です。
参照記事
アンケートの一部抜粋ですが「今の職場で働きがいはありますか?」という質問にたいして
【働きがいがある・とても働きがいがある】合計65%
【働きがいはない・全くない・どちらでもない】合計35%となっていました。
また、現時点での働きがいの実感の有無にかかわらず、多くの人が「働きがい」を感じるためには、自身の成長を感じる瞬間や、仕事における存在価値を感じたとき、達成や成果を実感できたときなど、いわゆる内面的に満たされることが重要だと思っていること、それが不十分だと早期に転職を考えることが分かりました。
でもこうした内面の充足は、環境が変われば確実に得られるもの、というものでもありません。
いま、働きがいを感じられない、よくわからないけどモヤモヤする、こう感じている方々に、まずは自己理解(メタ認知)をして深めていくことのメリットとやり方についてご紹介します!
自己理解(メタ認知)の重要性
「無知の知」「メタ認知」
古代ギリシアの哲学者ソクラテスは「無知の知」という考え方を唱えました。
「自分が何も知らないことを知っている」ことこそ重要であるという考え方で、この概念に通じるのが「メタ認知」です。
「メタ認知」とは、自分が認知していることを客観的に認知すること、つまり「自分は何を知ったのか」「何に気づいたのか」そして「何をまだ、知らないのか」を把握することです。
メタ認知の力を高めていくことで、自分自身を冷静に見て制御できるようになり、自分が望む方向に成長したり、自分が立てた目標を達成したりできるようになります。
メタ認知の効果
メタ認知を高めることの効果を整理すると、以下のようなものになります。
「働きがいを感じるために大事な要素」と言えそうな成長や存在価値(自己肯定)の確認・成果や達成は、まさにメタ認知を高めていくことで自覚できるものといえます。
メタ認知を高め、自己理解を深めるふりかえり
ではどうしたら良いか、端的にいうと自分の行動や思考を客観的に捉えてみること、つまり日々をふりかえることです。
ふりかえりをやってみても一朝一夕にメタ認知の高まりを自覚できるわけではありませんが、毎日少しずつの意識と行動でトレーニングされて、ふとしたときに「自分がこういうことが好きで、こういう人になりたいんだ」など自分の新たな一面の気づきが生まれます。
自分と向き合うふりかえりのやり方
人によって様々なやり方があるとは思いますが、まずは以下のような流れではじめてみてはいかがでしょうか。
ふりかえりは頭で考えるだけでなく、言葉にして書き残すと客観視しやすくなり、また時間が経ってから見返すことでより様々な角度から見つめ直すことができます。
Stockrに書いておけば、再発見(過去のストックをリマインドしてくれる機能)によって自分が意図しないタイミングで過去の自分と向き合う機会を自動的につくることができるのでオススメです。
Stockrは、ふりかえりによって得られた気づきや学びなどの思考を書きためるツールとご紹介していますが、難しく考えすぎてしまうと特別なことがあった日にしか書けなくなってしまいます。
大事なのは1日1回、頭に浮かんだその日のできごと、自分が感じたこと思ったことを書き出す、これが基本です。
期待できる半年後の変化
こうしたふりかえりを続けると、いまからさらに半年後、入社から1年経ったとき、働きがいに重要な3つの要素にはこのような変化が期待できます。
成長の実感
「自分はどうありたいのか」を言語化し、いまの自分とにどんなギャップがあるのかを認識して、ギャップを埋めるためにどうしたらよいか、具体的なアクションが生まれています。
自分がなりたい姿にむかう行動をすることで、成長を実感できるようになります。
自己肯定感
自己肯定感が低いとき、必要以上に他者の優れているところと比較したり、厳しく評価しすぎてしまっていることに気づきます。
自分の良いところや得意なことに気づくことも増えます。
客観視によってこれまで見えなかった自分の側面に気づき、自分を承認できるようになります。
成果や達成
自分で立てた小さな目標をもち、そのための行動をしたり、目標を達成できたりする経験を何度も小さく積み重ねていくことで、自分への自信が育っていきます。
仕事上での目標に向かうときも、課題や不足な点に早く気づき、必要な行動を冷静に判断できるようになります。
内なる充足は自分でつくれるようになる
自分のことを深く理解しきれていなかったり、自分がなにを本当に求めているか分からない状態だと、自分がどう成長できているかやどんな価値があるかの答えを他者に求めてしまいます。
逆に、自分がなにを求めていて、どのようになりたいかをハッキリ認識できていると、自分自身の成長も価値も、そして「働きがい」も、自分の中に見出せるようになります。
そして、それでも結果的には3年ほどでもし転職することになったとしても、マイナスをプラスに変えるためではなく、プラスをより大きなプラスにするためのキャリアチェンジに変わるはずです。その方が人生にとってより良い結果を生むはずです。
いま、働きがいを感じられない、よくわからないけどモヤモヤする、そんな思いがあるなら、まずは毎日のふりかえりで、頭に浮かんだその日のできごと、自分が思ったこと・感じたことを記録を今日から始めてみてください。
次回noteは「時間管理」
新しい環境でのモヤモヤについて、まずは自分の思考や価値観について把握ができたら、次は未来にむけたチャレンジに目を向けます!
とはいえ、忙しく余裕がない日々では、本当にやりたいことに使う時間がないと感じるかもしれません。
次回noteでは、自分が本当に望むことに時間を使えるようになるための「時間管理」についてご紹介します。
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