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football中毒

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2024年10月の記事一覧

言語化の三原則

言語化の三原則

はじめに考えていることや、伝えたいことを言語化する時に自分が注意していることを整理します。

整理することで、自分の中で体系的な知識としてしまいこむことができるからです。

振り返ってみて、自分が言語化に当たって無意識に大切にしていることがありました。

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ゴール前の優先順位

ゴール前の優先順位

はじめに年代、レベルによってゴールから何mをゴール前と定義するかは変わります。

共通して言えるゴール前の定義は

シュートを打てば入る可能性のあるエリア

とします。

ゴール前の攻撃側が持つ優先順位はどの種別でも共通です。今回はこれを見ていきます。

ボールホルダーの優先順位は以下です。

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指導者版 PDCAサイクル

指導者版 PDCAサイクル

はじめに指導者の作業サイクルには6つの局面がある

準備→用意→実践→調整→振り返り→改善

どの局面も全て大切で、手を抜いていいものは無い。以下、各局面について詳しく見る。

準備私が一番大事だと考えている局面です。準備の質で練習の質が決まります。

準備する内容は多岐に渡ります。

・練習メニュー
・時間配分
・効率の良いコーン設置の場所
・強烈に伝えるキーワード
・ミーティングで丁寧に伝える

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ストライカープロジェクト 振り返り

ストライカープロジェクト 振り返り

はじめに先日、サッカー協会が取り組んでいるストライカープロジェクトという事業を見学した。

県内のストライカーとしての素養を持つ選手を集め、ストライカーとして育っていくためのきっかけを与える1デイセッションだ。

練習内容練習の流れをまとめて、書く練習についての重要視していたポイントとそれに基づく気付きは後述する。

まず、ウォーミングアップを完了させる。

次に簡単なシュートドリルを行う。ドリブ

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ハイプレスの大原則

ハイプレスの大原則

はじめに前線からボールを奪いにいく行為をハイプレスと言います。

チーム全体が順守すべき原則が3つあります。

原則①
各選手が相手を2〜3人管理する位置で敏感に構える。

原則②
1人が限定のアプローチを開始したらすかさず全員で連動する

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「力み」について考える

「力み」について考える

下手な選手は力んでプレーしている。これは、多分通説だと思う。

力むっていうのはつまり、必要ない箇所にも力を入れてプレーしているということだ。

力んでいるか力んでいないかは見てると何となくわかる。肩のすくみ具合とか首の動かなさとか、息遣いから読み取っているのだと思う。

力む=必要のない箇所に力を入れると、体は思ったように動かない。動かせているつもりでも不具合が生じてる。対応する側の予測も経ちや

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サッカーの走力を上げるトレーニングスケジュール

サッカーの走力を上げるトレーニングスケジュール

はじめにサッカーは複合的なスポーツです。様々な要素を鍛えなければいけません。

ボールを扱わない、フィジカルなトレーニングが結果としてプレーを大きく向上させることもあります。

オンシーズンかオフシーズンかでもトレーニングの内容は分別すべきです。

オンシーズンで行っても問題なく、またパフォーマンスを向上させられるトレーニングメニューの一例を紹介します。

対象のチームは土曜日の試合を基本とするチ

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