マガジンのカバー画像

football中毒

95
サッカーの原理原則、強いチームの共通点、指導者の技術など、サッカーにおける様々な事柄を日々本気で思考し発信しています。このマガジンでは日々更新されていく最新の記事から過去に好評い…
このマガジンを購読すると、サッカーに関わるすべての人が今まで以上にサッカーを楽しむことができるよう…
¥3,000
運営しているクリエイター

2024年8月の記事一覧

クロス攻撃に対して

クロス攻撃に対して

はじめに徹底的にクロスを入れ込むことでペナルティエリア侵入を図るチームがあります。

クロスは比較的シンプルにエリア内に入ることができ、守備側のミスも誘発できるので合理的な戦術の一つと言えるでしょう。

この時、守備側が取るべき対応があります。端的にいうと、出所を抑えて受け皿にも蓋をする。です。具体的な対応は3つあります。

ハイプレス向上に大切なこと

ハイプレス向上に大切なこと


はじめにハイプレスをチームにつけるとき、持っておくべき視点があります。

相手センターバックのどちらに強いストレスを加えるのか

という視点です。相手が2センターバックでビルドアップを仕掛けてくる場合を想定します。

例1 二人とも右利きの場合

24時間をマネジメントする

24時間をマネジメントする

はじめにサッカー選手である以上良い選手を目指して努力することは当たり前です。

人によって良い選手や努力の定義は異なります。

私が定義する良い選手は

心技体が揃っている選手

です。テクニックがあり、フィジカルがあり、人間性もしっかりしている。

テクニックとフィジカルが整っていても、人間性が悪ければそれは悪い選手です。

成長に限界が訪れます。また、チームを壊してしまいます。

努力の定義そ

もっとみる
攻撃の構造について(アーセナル対アストンヴィラ)

攻撃の構造について(アーセナル対アストンヴィラ)

はじめにプレミアリーグ第2節、アーセナル対アストンヴィラを教材にサッカーを学ぶ。

アーセナルの攻撃構造について昨シーズンと比較してみる。継続している部分と進化した 部分がある。

維持されている部分

"書く"で得られるもの

"書く"で得られるもの

はじめにここ1ヶ月書く習慣を続けています。現状、私が習慣として書いている物は3つです。

①日々の気付き
②サッカーについての気付きや振り返り
③自らのトレーニングの記録

①日々の気付きいわゆるジャーナルというやつです。朝の決まったタイミングに現状の目標とその日のタスクを書いています。

何かに気づいたときはその場で気付きを書いています。

夜の決まったタイミングでその日の感謝を書いています。

もっとみる
指導者「肯定系か否定系か」

指導者「肯定系か否定系か」

はじめに先日のトレーニングで興味深い現象が起きたので共有します。

指導者は肯定系と否定系に分類できると思っています。

否定系はネガティブフィードバックor間違っていることの指摘が発言の大半を占める指導者。「なんで〇〇なんだ!!」「もっと〇〇しろよ!」などの発言です。

肯定系はポジティブフィードバックor前向きなアドバイスが発言の大半を占める指導者。「〇〇グッド!」や「そこは〇〇の選択肢を持て

もっとみる
シュートブロックの原則

シュートブロックの原則


はじめに相手が自陣ペナルティエリア手前まで侵入して来ています。ここまでくると守備側の目的は「ボールを奪う」ではなく「ゴールを守る」です。

「ゴールを守る」時に発生する動作がシュートブロック。これにはグループ単位で守るべき原則と個人単位で守るべき原則があります。

グループ原則グループの原則は以下の3つです。

もっとみる
ウイング(サイドハーフ)の守備原則

ウイング(サイドハーフ)の守備原則

はじめにサイドの高い位置を基準とするポジションの選手は、潜在的に攻撃のタスクが主であるという意識を持ちます。

守備時のタスクを曖昧にしがちです。

これらの選手が守備時に遂行しなければいけない原則はハイプレス局面で2つ、ブロック局面で3つです。

もっとみる
インターハイ2024を観戦して分かった違いを出せる選手の共通点

インターハイ2024を観戦して分かった違いを出せる選手の共通点

はじめに先日終了したインターハイ2024を観戦した。

能力が高い選手同士が集まる場所でも、違いを出す選手がいる。

違いを出せる選手の共通点がある

もっとみる
守備の個人戦術 基本のキ

守備の個人戦術 基本のキ

はじめにゴール型の球技では、攻撃よりも守備の方が再現性高く身につけることができます。ボールという最重要でありながら最大の不確定要素を考えなくて良いからです。

そして、守備には個人戦術、グループ戦術、チーム戦術という戦術の階層があります。

これらの戦術には基本的なものからマニアックなものまで色々です。

個人戦術 基本のキサッカー守備を指導する時、まず初めに教える個人戦術は3つです。

もっとみる
コーチングの効果を言語化

コーチングの効果を言語化

はじめにサッカーで、ある選手が他の選手に声を出して指示することをコーチングという

コーチング出来ないことを指摘する指導者は多い。であるならば指導者はコーチングがもたらす効果を知っているべきだ。

結論から言う。コーチングがもたらす効果は

もっとみる
サッカー裏抜け三原則

サッカー裏抜け三原則

はじめにサッカーで有効な動作に「裏抜け」があります。ディフェンスラインの背後のスペースに飛び出してボールを受けることです。

これが有効な理由は2つ。成功した場合ゴールに向かう際の障害と手数が減るので、得点の確率が上がります。失敗した場合も、相手が後ろ向きに対応しなければならないのでミスの確率を上げられます。

裏抜けを上手く行うための原則が3つあります。

3つの原則

もっとみる