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指導者「肯定系か否定系か」

はじめに

先日のトレーニングで興味深い現象が起きたので共有します。

指導者は肯定系と否定系に分類できると思っています。

否定系はネガティブフィードバックor間違っていることの指摘が発言の大半を占める指導者。「なんで〇〇なんだ!!」「もっと〇〇しろよ!」などの発言です。

肯定系はポジティブフィードバックor前向きなアドバイスが発言の大半を占める指導者。「〇〇グッド!」や「そこは〇〇の選択肢を持てるともっといい」などの発言です。

信念

私は、個人的な信念として「完全肯定系の指導者」を目指しています。ポジティブフィードバックor前向きなアドバイスしかしかい指導者です。

先日のトレーニングでの事例

先日のトレーニングは「声でメッセージを伝える」をテーマにトレーニングしました。先週末の試合で声の量と質に伸び代があると感じたからです。

トレーニングの間、最大限耳をすまし、味方を助ける声を出した選手がいたら逐一名前を呼んで褒めました。指導者側の提示していないワードを出した時には取り立てて褒めました。人によっては極端に映るほどに褒め倒しました。

結果的に選手たちは、こちらが想定していた以上の量と質の声を出すようになりました。

不思議な現象

そして、個人的に興味深かったのが、声に付随してプレーも向上していったんです。声によって判断が助けられたのももちろんあるんですが、明らかにタッチの質やキックの質も向上していました。

何よりも、プレーしている最中やプレー後の表情がとても楽しそうでした。楽しんでプレーして、上手くなってチーム力も上がる。自分としてはこれ以上に無い理想的な状態でした。

「声でメッセージを伝える」というテーマ的に全員がチャレンジしやすい項目だったことも影響していますが、非常に手応えのあるトレーニングでした。

選手の取り組みのポジティブな面を引っ張り出して持ち上げる。すると、指数関数的にテーマに即した現象が増加していきます。

やはり、自分は完全肯定系の指導者として成長していきたいと強く感じました。

注意点

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