スキルからサービスへ: 自己分析からの具体化
こんにちは、Steveです。
ここ数日、私が所属するボランティア団体で、5月に開催予定のチャリティー運動会のためのペルソナを作成し、その後カスタマージャーニーマップも作ってみました。今年はSNSのコンテンツを充実させることを目標にしていますが、すべてをゼロから作るのは難しいと思ったので、まずは基本的な枠組みを作成して共有しました。
同時に、自分のビジネスにおいてもギアを一段上げる必要があると感じています。そのため、自分のスキルとやりたいこと、提供するサービスを改めて整理し、それに基づいたカスタマージャーニーマップを作成します。これらに合わせてコンテンツの作成も進めていく予定です。
職歴の振り返り
広告代理店で外資系クライアント(外資エアーライン)の専任担当として、メディアプランの作成などを行っていました。当時は紙媒体が主流で、この経験を通じてユーザーエクスペリエンス、ブランディング、市場調査などのスキルを深めることができました。また、僕が社内で唯一英語が話せる人物だったため、英語でのコミュニケーション全般を担当し、ビジネス英語のスキルも磨かれました。
その後は外資系通信会社でのバックオフィス勤務が13年間と僕にとって最も長い期間でした。
日常業務は主に英語で行い、通訳・翻訳コーディネーターとしてのポジションでは、調整や交渉を行うスキルを磨いてきました。特に、チームの中で最年少だったため、通訳・翻訳者への困難な依頼をすることに最初は抵抗がありましたが、関係性が築かれるにつれて、飴と鞭を巧みに使いこなせるようになったと思います。
また、専任コーディネーターとしては僕が初めてで、マニュアル作成や基準設定を行う機会も与えられ、これは大変ありがたい経験でした。僕は人のニーズを察知し、気づく前に対応することが得意だと思うのでこのポジションは自分に合っていたと思います。
後任の方には大変な役割が残されたようで、結局は通訳コーディネーターと翻訳コーディネーター、2人体制で運営されることになったそうです。二人分の給料があれば、僕も残っていたかもしれませんね(笑)。
その後、海外に渡り、部品商社で新規会社の立ち上げを担当しました。ここでは本当にゼロベースからのスタートでした。商社の顧客リストは利用できましたが、関連性の薄い分野だったため、新たな顧客開拓、スウェーデンのライセンス元とのやり取り、在庫管理、価格設定、図面の作成、営業など、本当に多岐にわたる経験をさせてもらいました。
この時期には、特に海外展示会でのノウハウや、異文化に対するマーケティング、ブランディングについてのスキルを培うことができたと思います。また、約10人の外国人スタッフのマネージメントも、これが初めての経験であり、大変勉強になりました。
タイでの経験を経て、フィリピンでご縁あって金融系企業に転職、そこでは海外進出を統括する本部の責任者を任されました。当時、会社の顧客の9割以上が日本にいたため、海外市場のシェア拡大が目標でした。僕の主な業務は市場調査、ライセンス取得、海外でのブランディング、海外進出戦略の策定などでした。
市場調査の結果、そのタイミングでの海外進出は適切でないと判断し、役員会でこの結果を発表し、一時的にライセンス取得に集中するよう提案しました。
その後、僕を採用した役員が新たに立ち上げた別の会社でも仕事をすることになりました。そちらでは、「フィリピンの若者を元気にしたい」というキーワードのみが与えられ、残りは全て自由に決めることがてきる環境でした。
当時の社長も方針に迷っていたので、そのキーワードを基に企業のパーパスやビジョンを作成し、ビジネスプランに落とし込む作業をスタッフ全員を巻き込んでで行いました。
業務的な内容は多岐に渡りましたが、新しいアイデアを考えるのが好きな僕にとっては、忙しいながらも楽しい時間でした。残念ながら、コロナの影響でビジネスを中断することになりましたが、常にワクワクしながら若者を支援できる、本当に感謝すべき仕事でした。
日本に帰国してからはフリーランスとして活動し、コンテンツマーケティング会社から業務委託を受けて、主に海外市場調査、マーケティングとブランディングのワークショップ、記事制作、インバウンドおよびアウトバウンド戦略に関するコンサルティングを行っていました。
ざっくりとスキルをまとめてみると、長い間様々な経験をしてきたことが分かりますね。
ただ、これらの中で自分に向いていないと感じるのは「新規営業」、いや、もしかしたら営業全般かもしれません(笑)。
相手の立場に立って考えたり、困っている人への解決策を考えてサポートするのは得意ですが、感情が入りすぎてしまうことがあり、その結果、気持ちの安定を欠くことがあります。
しかし、誰かが間に入ると、問題は解消されます。例えば、部下と一緒にヒアリングした後、その部下にアドバイスをして、先方とのやり取りは部下に任せることで、僕は部下の育成に集中できます。この方法では、クライアントへのソリューションを考えることはできますが、その後の結果が良くなくても、自分に大きな影響はありません。これは、もしかすると、打たれ弱い性格の表れかもしれません。(笑)
提供できるサービス
僕はこれまでの経験を活かし、実質的に「なんでも屋」として活動してきました。具体的には、企業が直面する問題を察知し、それを解決するための提案を考え、実行に移してきました。
今後もこの方針を大きく変えるつもりはありません。従来通り、ブランディング、マーケティング、コンテンツアイデアの開発をクライアントと共に行い、将来的にはクライアント自身が僕なしで運営できるようにすることを目指します。
また、もう一つの重要な軸は学生のサポートです。これまでの国内外での経験を生かし、学生たちへの支援に取り組みたいと考えています。例えば、私が支援しているフィリピンの児童養護施設を活動の一環として取り入れ、思考を企画に落とし込む方法、ブレインストーミングの技術、議論の進め方、タイムスケジュール管理など、実用的なスキルを学ぶプログラムを提供したいと思っています。
次回は、営業が苦手な自分がどのようにして皆に自分の存在を知ってもらい、仕事を依頼してもらえるかについて、マーケティングの観点から考察していきたいと思います。
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